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Live Report ライブレポート 2013



2013.12.1
~それでも世界が続くならメジャー1stALBUM「僕は君に武器を渡したい」
リリースツアーファイナル公演~「僕は君と今日の話がしたい」
それでも世界が続くなら -oneman-
それでも世界が続くなら それでも世界が続くなら
それでも世界が続くなら それでも世界が続くなら
それでも世界が続くなら
12月だというのに暖かい日差しが降り注ぐ。夜になれば一気に寒くなる。そんな肌寒くなってきた年内最後の月、それでも世界が続くなら(以下、それせかと呼ばせていただく)のワンマンが行われた。5月に自主企画を2店舗で開催し、10月 にはCLUB Que19周年のライヴでGHEEEとの2マンを成功させ勢いに乗る彼ら。10月の千葉公演も即日完売し、満を持しての都内初ワンマン。彼らはお客さんと一対一の勝負をし、それを望んでいる。傷ついた分だけ彼らの包容力はとてつもなく大きい。初めて経験するメジャーデビュー。誰もが浮かれる状態だと思われるが、彼らにとっては何も変わらない。元々、楽器ができないメンバーを集める時点でボーカルしのにとっては、好きなことを好きな人間と一緒に目一杯やるってことを続けてきた結果。バンドというよりファミリーに近いかもしれない。そんな「それせか」が、ワンマンをする。その事実だけで今まで応援してくれたお客さん、関係者皆が感無量な気持ちで彼らの出番を待つ。チケットはSOLD OUT。長い行列がいつまでも続く。SEが鳴り響き、彼らが登場する。ごくごく最低限の照明で相乗効果も使用せず、体でぶつかってくる。魂と呼べるものが形で見えるのあれば、この日会場にいた人全員がそれを見たであろう。ペースを考えずに最初から感情をぶつけてくるメンバー。今でなきゃいけない何かが彼らを突き動かす。 それは会場にいた人たちだけじゃなく、観たくても来られなかった人たちにも届いていただろう。その音楽はとてもいびつだが、でも誰よりも人間臭く、不器用だが暖かい。感情に直接語りかけてくるようだ。パンクでもオルタナティブでもロックでもなく、それは「生き方」なのかもしれない。体験した人にしか分からない彼らの音楽の深さ。聴くだけでもいい、でもできれば観てほしい。こんなに優しい音楽がまだ日本にあることを。
[撮影/ナカニシケンタ]
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