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Live Report ライブレポート 2014



2014.2.08-09
“CLUB Que 20th記念 2DAYS series 『OPERATION QueHATACHI』 vol.2”『狂い咲けドラム大名! キミも参勤交代!!』
DQS [10 drummers band] -oneman 2days-
GUEST> 近藤智洋(sings "RESCUE" and "BEAT FOR YOUR RIGHT")

2月8日

2月9日

2月8日

2月9日

2月8日

2月9日
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DQSの初ライブから4年目の記念日である2月8日、首都圏に45年ぶりという大雪が直撃!しかしこの逆境も新たな伝説に変え、DQSの2daysワンマンは予定通り開催し、両日とも大盛況となった。ステージ上に5台、フロアに5台、中心に向かって丸く配置されたドラム、そこへ次々に堂々現れた10人のドラマー。拍手と歓声が止み、一瞬の静寂に期待のボルテージが一気に高まる中、積もる雪も吹き飛ばす一撃から1曲目「Parallel」が始まった。左右、前後、上下に音が呼応しつつ、絶妙に切り替わっていくリズムに圧倒される。緻密に構築されたドラム10台のオーケストラは、常に完璧な完成形を見せながら、毎公演でリアレンジが施される。「Metalish」「Next 9」もライブを重ねる毎に魅せる新たな展開は、いつも驚きがあって楽しい。ライブ中盤、ゲストボーカルの近藤智洋が登場。この一年間の全DQSのライブで「RESCUE」を歌ってきたが、今回は締め括りとしてもう一曲、PEALOUTの爆裂ピアノ・ダンスロック・ナンバー「BEAT FOR YOUR RIGHT」を披露。高橋浩司がカウントを絶叫し、PEALOUT解散以来8年半ぶりにこの曲を熱唱する近藤に、フロアは興奮に揺れて拳が上がる。北野愛子の乱舞するカウベルも華やかに盛り上げた。愛とリスペクトが込められたカバーに胸が熱くなった。MCでは、リーダー溝渕ケンイチロウによるワークショップ的なDQS解説が繰り広げられ、ピットの3人がドラムに挑戦する場面も。“歌心のあるドラマーとは何ぞや?”を表現するために高橋が「愛は勝つ」を熱唱するコーナーも健在。笑いながらドラムの知識が深まった気になるのがDQSのライブだ。新曲「make a new GLOBAL MAP」で歌謡ロック風な新境地を見せた所で、2daysワンマン最後の曲は、溝渕鬼軍曹によるシゴキのナンバー「the circle of the rhythms」。始まる寸前に、11人目のドラマーとなるチャン・イロン(alcana)電撃加入のサプライズが!イロンも加わって、約25分の大曲は鬼軍曹の煽りによって壮絶な轟音を生み出す。「死ぬまでやります」の予告通り、終わった途端に灰になるメンバーが続出。命を削るような気迫あふれるプレイは、今回も目撃した観客すべてに“凄いライブを見てしまった”と思わせたに違いない。
[文/下村祥子 撮影/大出丈仁]
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