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Live Report ライブレポート 2014



2014.7.3
CLUB Que20周年記念ONEMAN series『OPERATION UTAGE』ホフディラン<通常版>
ホフディラン -oneman-
ホフディラン-1 ホフディラン-2
ホフディラン-3 ホフディラン-4
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1996年7月3日にメジャーデビューしたホフディランの18周年記念ワンマン。レギュラーサポートの田中元尚(Dr.)が前日に、北田万紀(Ba.)が翌日に誕生日を迎える。CLUB Queも20周年。その上、ソールドアウトときたら盛り上がらないわけがない。オンタイムで暗転し、ガーシュイン「ラプソディー・イン・ブルー」が流れ、バックバンドBEST3を引き連れた小宮山雄飛(Vo.Key.)とワタナベイビー(Vo.Gu.)が登場。「あまりに大きな君」「FREE STYLER」とのっけからアップテンポに攻め、『どうもホフディランです。18歳になりました!』と挨拶。懐かしの「話があるんだ」、これからの季節にピッタリな「summer time POP!」、軽快なキーボードの音色が転げ回る「STAND」を演奏し終えると、安藤健二郎(Cl.)を呼び込み6人編成で「カミさま カミさま ホトケさま」へ。ビートルズ「ヘイ・ジュード」、フィンガー5「学園天国」のコール&レスポンスでフロアとの親和性を高めてゆく。演奏中に予期せぬMCを頻繁に始め、爆笑を巻き起こす2人だが、そこで曲を中弛みさせることなく、キッチリ盛り返す阿吽の呼吸はさすがの一言。「歳とることさえ」「夜をこえて」「育児研究中」の新曲群も、「夜」「欲望」等の名曲群も、同じように心に届くのは、きっとメンバーが同じ景色を見つめ、現在進行形のアンサンブルを鳴らしているから。長らく活動を休止していたホフのファンにとって、こんなに幸せなことはない。ぶちあげライヴチューン「SUPER DRY」では雄飛がハンドマイクで縦横無尽にステージを飛び回り、水平チョップの音止め・気合い注入パフォーマンスでオーディエンスに火を点け、おびただしい拳がフロアを埋め尽くす。間髪入れずに「LOW POWER」を投下し、ペットボトルの水を撒くと火は消えるどころか増々燃え上がり、結果、予定外のトリプルアンコールへ縺れ込むほどの炎上っぷり。『声ガラガラだけど呼んでもらったから精一杯やります』と披露されたのは、説明不要のポップ・アンセム「恋はいつも幻のように」。雄飛のリードヴォーカルとベイビーのコーラスが生み出すハーモニー、淡く切ないメロディーがまどろむように溶け合う、極上のラスト。終わったそばからデビュー20周年イベントが待ち遠しくなる、素晴らしい夜だった。
[文/宮本貴子 撮影/栗田香那]
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