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Live Report ライブレポート 2014



2014.7.16
"20周年no夏ノ陣!“RETURN TO NATURAL VS SERIES”"
BRAHMAN/noodles
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BRAHMAN
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noodles
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夏ノ陣が開幕して5日目、日本屈指のガールズ・バンドnoodlesと最強のライヴ・バンドBRAHMANという超強力な2マンの日がやってきた。noodlesがQueに初出演したのは19年前の1995年(ちなみにBRAHMANはその年に結成)。そんな付き合いの長い彼女たちが先行でライヴはスタートした。のっけから「Funtime」、「OH YEAH」とポップ・チューンを連続してプレイ。ソリッドなサウンドと甘く艶やかなyoko(Vo.Gu.)の歌声が混じり合う、極上のロックでオーディエンスを惹きつけていく。MCでは、あるときから2マンをするとき、共演バンドのカバーを披露するのがnoodlesの恒例だそうだが、さすがにBRAHMANの曲は難しい!ということで、親交のあるRONZI(Dr.)から以前リクエストがあったという「OH OH」を披露。久しぶりの曲を交えつつ、ミラーボールとの相性抜群のスロー・ナンバー「Electric The Sun」とじっくりと響かせ、ラストは再びポップなナンバーで畳み掛け「Bound lily」心地よいムードを残しステージを去っていった。続くBRAHMANは、「TREES LINING A STREET」の叙情的なメロディを高らかに響かせ、TOSHI-LOWのMCをはさみ、「賽の河原」のイントロが鳴ると轟音に張り合うような声と拳が上がる。無数のダイバーがフロアとステージを行き来し始め、熱気は一気に沸点に達した。衝動を揺さぶるアンセムが続々と投下され、もはやフロアもステージの温度差も心の距離も皆無。「鼎の問」などじっくり奏でられるバラッドも交えつつ、渦を巻くように熱は上昇していく。「警醒」ではTOSHI-LOWがフロアへダイブ。観客の頭上を泳ぎ、天井の照明をつたいながらフロア後方の“夏ノ陣”のエンブレム近くまで大移動し、熱唱。ふたたびステージへ戻り、演奏後、息を切らしながらTOSHI-LOWがMCをはじめる。長い付き合いのnoodlesとの思い出をはじめ、27歳の頃の自身のことなどブラックジョークを交えながら語り、未来を真剣に問い「霹靂」のイントロが鳴り始める。激情のサウンドと観客からこみ上げてくる思いが交錯しエモーショナルな空気のなか、ラストは「FLYING SAUCER」。重厚かつメロディックなサウンドを一貫して見せつけた。ライヴ・バンドの底力を全身で感じられた、痺れっぱなしの2時間ちょっと。贅沢な夜だった。
[文/大島あゆみ 撮影/ame]
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