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Live Report ライブレポート 2014



2014.7.21
"20周年no夏ノ陣!“RETURN TO NATURAL VS SERIES” 天国や地獄 vol.2
ニュウ渋谷系ロック天国"
SCOOBIE DO/QUATTRO
SCOOBIE DO-1
SCOOBIE DO
QUATTRO-1
QUATTRO
SCOOBIE DO-2
SCOOBIE DO
QUATTRO-3
QUATTRO
SCOOBIE DO-3
SCOOBIE DO
QUATTRO-2
QUATTRO
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平日休みの音楽ファンにもライヴを楽しんでほしいというSCOOBIEDO(以下:スクービー)の粋な計らいから生まれた週替わり平日対バンイベント“天国や地獄vol.2”の初日が夏ノ陣に組み込まれた。ゲストであるQUATTROの「Flamingo」でパレードのように賑々しい幕開け。『CLUB Que20周年おめでとうございます』の祝辞に拍手が起こり、前のめりのビートと岩本(Vo.Gu.)のオートチューン・ヴォイスが痛快な「Loyal Isolation」へと続く。「ほどけた靴紐」のモータウン・ベースに合わせてクラップが起こり、涼し気なアコースティック・ギターと『♪Wanna get up,I wanna get up now』のアットホームなシンガロングが会場を覆い尽くす。陽気なバンジョーが弾けるカントリー・ナンバー「Question #7」のテンポ・アップと共に熱気も上昇。「BIG BOY」「Magic J」ではメンバーが舞台上を縦横無尽に暴れ回り、煌びやかなダンス・アンセム「Last Dance」で狂騒の人力トランス・パーティは終了。投げ出されたギターの残響と絡まりもつれたシールド・ケーブルの山がライヴの凄まじさを象徴していた。興奮さめやらぬ中、ホストであるスクービーがSEに乗って登場。お馴染みのintroductionから『夏だぜー!』と白スーツのコヤマ(Vo.)がシャウトし、開放的なサマー・チューン「太陽と女の子」へ雪崩れ込むとオーディエンスも拳を上げて笑顔で応戦。久しぶりの東京公演ということもあり、レア曲「恋は魔法」「ガールフレンド」や9月10日リリースのニュー・アルバム表題曲である新曲「結晶」を織り交ぜた激アツなセットリストで攻め、鋭利な16ビートがフロアを否応なしに踊らせる。RHYMESTERのセクションをマツキ(Gu.)、ナガイケ(Ba.)、MOBY(Dr.)がリレー形式でラップした「やっぱ音楽は素晴らしい」のコール&レスポンスで、ファンキー4とプラスワンモアの一体感も最高潮。どこまでもエネルギッシュでファンキーなステージを見せてくれた。アフロのドラマー、60年代ブラック・ミュージックへの憧憬といった共通項もさることながら両者が徹底した現場主義を貫く真性ライヴ・バンドだからこそ成し得た、血湧き肉躍るツーマンだった。
[文/宮本貴子 撮影/大出丈仁]
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