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Live Report ライブレポート 2014



2014.7.24
"20周年no夏ノ陣!“RETURN TO NATURAL VS SERIES”"
杉本恭一/THE NEATBEATS
杉本恭一-3
杉本恭一
THE NEATBEATS-1
THE NEATBEATS
杉本恭一-2
杉本恭一
THE NEATBEATS-2
THE NEATBEATS
杉本恭一-3
杉本恭一
THE NEATBEATS-1
THE NEATBEATS
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本日の夏ノ陣。突然の雷雨で電車が止まり、25分遅れのスタート。待ちくたびれた人と焦って来た人とのそれぞれ不思議な疲労感が漂う。そんな中「お待たせ!」と現れたTHE NEATBEATS。いつもと違う雰囲気に喋りだすも、反応が遅いフロアに「やっぱり遅延してるね。」と、真鍋と土佐がギターを爆発させた。浦と中村のリズム隊もどんどん助長させていく。そのクールなサウンドとは裏腹に、曲間でもフロアを面白くいじり倒し、盛り上がらずにはいられない空気をあっという間に作り出した。真鍋いわく「シャラン系や!」という『DON'T EVER CHANGE』でメロウに魅せた以外は、とにかく踊らせる躍らせる。そして漫才師顔負けのMCで笑わせるという見事なギャップが冴え渡る。「恭一さんの照明やってみ!」と今度はオペレーターをいじり、キラキラの照明の中をノリノリで客席に下りる真鍋。ターゲットを見つけたと思ったら、ギターを抱えさせ一緒に弾かせるパフォーマンス。全力で楽しませたいという気持ちと一緒に持ち時間もだいぶオーバーした。続いて杉本恭一。青く包まれたステージ。少しずつボリュームを上げていくSEに息をのむフロア。手を挙げ現れた杉本が大きくカウントし、張りつめた空気を一気に切り裂く。中畑が爆発させるようにビートを刻み、有江のベースも唸りをあげていく。思わず拳を振上げるフロアにいたずらっ子のような不敵な笑みを見せ、もっと来い!と言わんばかりに煽っていく杉本。3曲目にしてすでにピークに達してしまった。「笑い疲てませんか?」とコミカルな気遣いを見せつつ、メリハリある曲を並べていく。どれだけ技を持っているんだろうと驚いてる間に、フロアがそれぞれのペースで楽しめるような空気に少しずつ変わっていることに気づく。もうホントにどれだけ技を持っているんだろう!気づいた時には術中に見事にハマり、逃れることも出来ず、気持ちの良いままにステージと一緒に揚がっていくフロア。杉本も「とまんねーな!」と笑う。アンコールは中畑も並んでの『Tomorrow never knows』から『ダミーリリック』。最初にあった不思議な疲労感が心地よい疲労感に変わった夜だった。
[文/むらかみみよ 撮影/栗田香那]
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