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Live Report ライブレポート 2014



2014.8.30
"Drop's「HELLO」TOUR 2014~ONE MAN SHOW~"
Drop's -oneman-
Theピーズ
Theピーズ ダイナマイト☆ナオキ
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8月30日、7月に新作『HELLO』を引っさげ全国をまわったDrop’sのツアー・セミファイナルが行われた。完売となった本公演、フロアには彼女たちと同年代から長年ロックを愛してきた40代以上のファンまでびっしり。間もなくクールな表情でメンバーが登場しミディアム・テンポのバラード「ハロー」から幕を開ける。若干ハタチの彼女たちから鳴らされるロックンロールは、若さゆえのエネルギーなのか胸がヒリヒリしてくるほど熱くて渋いサウンド。女性らしい甘さが控えめの男前なプレイスタイルで“ついてこい”と言わんばかりに次々に曲を披露していく。MCでは、“高校のときに憧れていた下北沢という場所でやれて、すごく嬉しいなと思います”と中野ミホ(Vo.Gu.)がつぶやくように語っていたが、とはいえ“高校のとき”と言っても2~3年前の話だ。まだ10代のようなフレッシュな印象も感じられたが、急激に成長を遂げて、札幌の高校で出会った5人が下北沢で自分たちの音を鳴らしているのだから彼女たちのロックが持つ力はすごい。後半、「ドラキュラ・サマー」を皮切りに、彼女たちの出世作「泥んこベイビー」、オーディエンスとのシンガロング、ハープの音色が気持ちいいロック・チューン「アイスクリーム・シアター」、彼女たちの最新作のリード・トラック「かもめのBaby」などアンセムを立て続けにプレイ。フロアからは拳が上がり、歓喜の声とともに熱気は一気に加速して本編を締めくくった。この日は、アンコールを含め21曲を披露。“サンキュー、愛してる!”と清々しい表情で言ってステージを去る中野。ツンデレな発言に思わずドキッとしたりもしつつ、まだまだ未知数なDrop'sのサウンドをここぞと見せつけたライヴだった。快進撃を続ける彼女たちからますます目が離せそうにない。
[文/大島あゆみ 撮影/栗田香那]
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