2014.9.6
"THE PRIVATES トリビュートアルバム10.15release [PRIVATE LESSON]"
THE PRIVATES/THE NEATBEATS/HARISS
THE PRIVATES
|
THE PRIVATES
|
THE NEATBEATS
|
THE NEATBEATS
|
HARISS
|
HARISS
|
画像をクリックすると拡大表示で閲覧できます。
まだまだ暑さが残る中、THE PRIVATES tributeアルバム完成記念イベントということで、THE PRIVATESと公私共に仲のよいHARISS、THE NEATBEATSがCLUB Queに集結した。老若男女入り乱れ、会場に入った時には外気よりも熱くロックンロールの匂いが立ち込めていた。「シモキタ~!!」のシャウトから始まったHARISS。ウッドベースを激しくスラッピングし、フルアコギターにグレッチ。まさに、ロカビリーと言った感じだが、スカやカリプソの様なリズムを取り入れ、楽曲の幅の広さを見せつけた。また、メンバー皆が昔から大好きだったという、「Do The Hip Shake!」のカバーも披露。トップバッターからふっ飛ばし、完走した。
次にセルマーのアンプを積み上げて登場したのがTHE NEATBEATS。本当にライブの楽しいバンドで、観客の盛り上げ方を熟知していた。タイトなスーツにリーゼントの昔ながらのロックンローラー。しかし、関西人の性がステージでも発揮されており、終始観客は爆笑か踊るかの二択しかなかった。THE PRIVATESの「Boogie A Go Go!」では観客とのコールアンドレスポンスでテンションは最高潮に。そのふざけたMCと強面の出で立ちのイメージが強いが、ギターを弾いているMr.PANは、男が見ても色っぽい。官能的とでも言うのであろうか。そして、満を持してTHE PRIVATESの登場。会場に集まった全ての人に支えられて、この30年間歩んできたことが窺えるパーフォーマンスであった。新曲「キッスを、もう一度」からはステージの照明を落とし、うねる様なギターと美声でポップなチューンを奏でた。手塚(Gu.)のライフルを構えるようなギターも挑発的でかっこいい。アンコールではMr. PANの登場と、サティスファクションも披露してくれて大満足であった。ボーカル延原は、終始血走った目を観客に投げつけていたが、MCの時には少年のような目で笑う。ロックしか知らない様な、そこに魂を捧げたような顔をしていた。この夜は3バンド全てが羅列できないほどに多くの曲を披露し、観客の顔には恍惚の表情が浮かんでいた。既に年内、レコ発のライブも決まっており、今から待ち遠しい。ちなみに終演は安定の一時間押し(笑)。
[文/松本泰弘 撮影/栗田香那]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
|