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Live Report ライブレポート 2014



2014.9.7
"CLUB Que 20周年 『OPERATION MAGOKORO』熱狂!GS図鑑2014~黒沢進に捧ぐ"
渚ようこ
サリー・ソウル・シチュー
[真城めぐみ(Vo.)、レモン(Vo.)、中森泰弘(Gu.)、中山努(Org.)、白根賢一(Dr.)、
サリー久保田(Ba.)]
THE BLUE LOVE GULLIVER
[高宮雄次(ザ・ラブ)、湯村寿昭(ザ・ブルーインパルス)、北久保誠(ザ・ガリバーズ)]
加藤充(ザ・スパイダース)
タブレット純a.k.a田渕純(ex.和田弘とマヒナスターズ)
モンドダイヤモンド
渚ようこ
渚ようこ
サリー・ソウル・シチュー
サリー・ソウル・シチュー
THE BLUE LOVE GULLIVER
THE BLUE LOVE GULLIVER
加藤充
加藤充
タブレット純a.k.a田渕純
タブレット純a.k.a田渕純
モンドダイヤモンド
モンドダイヤモンド
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2007年から毎年開催されているサミー前田主催『熱狂!GS図鑑』は、文字通りGS(=グループ・サウンズ)ファンによるGSファンのためのディープな催しであり、音楽評論家・黒沢進の追悼イベントである。まずは司会進行役のタブレット純(歌手/お笑い芸人)が見目麗しい女装姿で「銀河のロマンス」を歌い、そのまま高松からやって来たモンドダイヤモンドへバトンタッチ。サイケなファズギターに乗って、ミニスカートに網タイツのダンサーがセクシーに踊り、奥山恭一(ザ・シャロウズ)をゲストボーカルに迎えたラストソング「トンネル天国」まで、ギラギラにまぶしいパフォーマンスを披露。渚ようこはバンドセットでのステージ。黒沢との思い出を語りながら「実録・スケバン小唄」「新宿マドモアゼル」「スワンの涙」を歌い上げ、上品なエメラルドグリーンのドレス+アップヘアから、ラメの入ったジャンプスーツ+ダウンヘアへのワイルドなお色直しで観客を湧かせた。「アリゲーター・ブーガルー」のシャウトがまだ耳に残る中、サリー久保田(ファントム・ギフト)がオーガナイズするサリー・ソウル・シチューの登場。手練れミュージシャンのファンキーなグルーヴ、真城めぐみ(HICKSVILLE)とレモンのソウルフルなツインボーカルが炸裂。活動歴10年にも関わらず、ライヴは年1回もしくは0回とゆうレアグループなだけに、この日彼らを目撃したお客さんは、自分も含め幸運としか言いようがない。トリはGS界の大御所、高宮雄次(Vo./ザ・ラブ)、湯村寿昭(Gu./ザ・ブルーインパルス)、北久保誠(Ba./ザ・ガリバーズ)を中心に結成されたTHE BLUE LOVE GULLIVER。全員上下白の衣装で統一し、6人編成でGS名曲群を次々とカヴァー。スペシャルゲストはザ・スパイダースのベーシスト、加藤充。「夕陽が泣いている」「あの時君は若かった」、そしてアンコール「バンバンバン」の3曲をプレイ。The WhoのTシャツに赤いナポレオンジャケットとゆう出で立ちもさることなが、皺と共に刻まれてきたであろう深みのあるベースラインと、80歳とは思えない力強い歌声に、ただただ度胆を抜かれ、圧倒されてしまった。錆びついた過去ではない、真っ新な未来につながる今現在のGSサウンドを体感できる素晴らしきリサイタル。『熱狂!GS図鑑2015』の開催に乞うご期待!!
[文/宮本貴子 撮影/丹澤由棋]
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