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Live Report ライブレポート 2014



2014.11.22
"20周年記念! 人類史上初の試み!年間2デイズ乱れ撃ち!
“CLUB Que 20th記念 2DAYS series 『OPERATION Que HATACHI』”
「DRIVE HIGH」ZEPPET STORE presents vs dip"


ZEPPET STORE/dip
ZEPPET STORE
ZEPPET STORE
dip
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ZEPPET STORE
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dip
dip
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2011年の再結成以来、精力的な活動を続けているZEPPET STORE(以下:ゼペット)2DAYS。2日目の対バンはdip。ヤマジ(Vo.Gu.)のジャズマスターのように真っ赤な照明が降り注ぐ中、「it's late」でライヴスタート。「it's too late」「garden」「hasty」を立て続けにプレイし、研ぎ澄まされたナイフの如く鋭いオルタナティブ・サウンドで、オーディエンスの五感を容赦なく切り裂いてゆく。MCではQue20周年への祝辞や、ゼペットとの競演に対する喜びを述べ、艶めかしいサイケデリック・ギターが暴れ回る「bend your head」、ヒステリックなシャウトとストロボライト炸裂のラストソング「fly by wire」まで、エキサイティングなアクトを見せてくれた。

そんなdipに触発されてか、ハイテンション気味に登場したYANA(Dr.)、五味(Gu.)、中村(Ba.)、赤羽根(Gu.)、木村(Vo.Gu.)の5人。木村の『ハロー!』の第一声とドラムカウントを合図に「BLUE」が始まるやいなや、おびただしい拳が突き上がり、前のめりに走るビートとトリプルギターがもつれ合う「NOTHING」では、その拳がアンサンブルに合わせて強く空を撃つ。ステージとフロアの境界線が消えていくのが手に取るように分かる。HPで事前に募ったリクエスト上位曲「赤い花」「LOOP」を熱く歌い上げ、『一緒に楽しもうぜ!一緒に踊ろうぜ!』とアジテーション。4つ打ちダンスチューン「陽炎」で聴衆を狂騒のトランスパーティーへ引きずり込む。ギターをぶら下げて、大きな体を揺さぶりながらハンドマイクで歌う木村は、シューゲの海を泳ぎ回る魚のよう。「もっともとっと」の『どうしようもないほど悩みながら僕らは行く』という普遍的な歌詞が、未来へ向かって歩き出す勇気を与えてくれる、感動的なフィナーレ。客電がついた後もしばらくの間拍手が鳴り止まなかった。

四半世紀に渡り音楽と真摯に向き合ってきたdipとゼペット。このままどこまでも突っ走ってくれると強く信じられる、正にドライヴハイなツーマンだった。
[文/宮本貴子 撮影/藤本美紀子]
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