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12月下旬。今年、CLUB Queの最多出演を果たした騒音寺のワンマンが行なわれた。先日、素之助(Dr.)の脱退が発表され、現メンバーでのラスト・ワンマンであり年内最後の東京公演。3daysの3日目ということもあって、開演前からフロアは連日ライヴに通っているであろう、すでにエンジンがかかったファンの熱気で満ちていた。活動拠点は京都とはいえ、もはやホームのような雰囲気のいい緊張感のなかでライヴがスタート。「マディ・ウォーター」からエネルギッシュに演奏が始まると、“踊ろうぜ!歌おうぜ!”となべ(Vo.)が煽りオーディエンスのボルテージは上昇。エネルギッシュで痛快なロックンロールで攻めていく。 MCでは、20周年のアニバーサリーイヤーを振り返る場面も。そこで、その合間に作っていたという新曲を関東で初披露!「ロッカ・フラ・ギャンブラー」は、トロピカルでゴキゲンなカリプソテイストにロックンロールが融合したお祭り騒ぎのように盛り上がれるナンバーだ。真冬の寒さを吹き飛ばすような陽気なグルーヴ、コール&レスポンスもあり、ファンは賑やかに楽しげに体を揺らす。最新のサウンドを披露し、クリスマス目前にファンに嬉しいプレゼントを届けてくれた。 “踊り倒して帰ってください!”と、ノリのいいナンバーを連発し、ラストの「SO-ON★G」まで22曲を演奏し本編を締めくくった。オーディエンスから“騒音寺”コールも飛び出したアンコール。「Rock and roll(will never die)」では、なべがダイブ、オーディエンスからの力強い“絶対死なない!”コールが会場を包んで大団円を迎えた。 年内最後のQue納め、4人で駆け巡った結成20周年の集大成に相応しいロックンロールが炸裂した夜。メンバーもオーディエンスも終始笑顔が印象的な、賑やかな空間だった。現メンバーでのワンマンは最後となったが、来月には早くもイベント出演が発表されており、休むことない騒音寺。21年目を迎え、変化を遂げつつも歩み続ける騒音寺に期待したい。 [文/大島あゆみ 撮影/MOCHIDA Azusa]
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