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Live Report ライブレポート 2015



2015.1.11
"No.1 SOUZOU-SEA NEW YEAR NIGHT6"

騒音寺/wilberry/Drop's
騒音寺
騒音寺
騒音寺
騒音寺
wilberry
wilberry
wilberry
wilberry
Drop's
Drop's
Drop's
Drop's
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トップに登場したのは、札幌在住・平均年齢21歳の女の子5人組のDrop's。イントロのギターが掻き鳴らされた瞬間、その本格的でブルージーなロックサウンドに、フロアの観客はみんな釘付け!赤いロング丈のワンピースに革ジャンを合わせ、あどけない雰囲気の残る中野ミホ(Vo.Gu.)の低く凄みを効かせた歌声に魅せられ圧倒されっぱなしだ。70~80年代の日本のロックがここに新しく鮮烈に開花している。“シモキタベイビー!”と観客に向かって叫び、“さらば青春よ”と嘆くように歌う、彼女達から目が離せない。

続いて、メンバーに安高拓郎(Gu./ex.椿屋四重奏)、BRITAIN(Dr./ex.CURIO)、そして2014年から“ROYAL”SEIZAN MIURA(Ba./ex.THE NEATBEATS)が加わった、ジョウミチヲ(Vo.)率いるwilberry。妖しい光を放つようなダンスロック「K.D.L.」でスタート。タンバリンを手に赤いシャツに赤のネクタイ、ジョウのクセのある歌声と腰のフリもトボけた風味のダンスで、独特の世界観に観客を一気に引き込む。心地良いギターサウンドでブリットポップを彷彿とさせる曲、ダンサブルでニューウェーブな曲をエモーショナルに歌い上げ、最後まで満員の観客を熱く踊らせた。

ラストは結成20周年を超えた京都のバンド、騒音寺。目の下に黒の隈取りメークをし、薄手のジャンプスーツのはだけた胸元に♪マークを描いた、長髪のボーカリスト・なべが強烈なインパクトを放つ。1曲目「Are you ready?」で始まった暴走するロックンロールに身を委ね、会場は一気にヒートアップ!一見強面だが、人間臭くて温かみのある歌詞が耳に届く。関西弁のMCに笑わせられ、ブルージーでビートの効いたロックは、時に社会派に叫び、時にエロティックに迫り、グイグイと心に入り込んでくる。

この日は脱退する素之助(Dr.)が最後のライブで、なべがドラムの横に座って歌い、「ヤング・ジェネレーション」でエールを送るシーンにファンの涙も。最後は「絶対死なないロックンロール」で熱狂のうちに終了。新生騒音寺をQueで観られる日もすぐだろう。

三者三様、どのバンドも今後がワクワクする見応えあるイベントだった。
[文/下村祥子 Drop's撮影/栗田香那 wilberry,騒音寺撮影/大出丈仁]
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