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Live Report ライブレポート 2015



2015.2.10
"『The ゆうたろう生誕50周年祭!』
~“一夜限定”復活!プロペラ vs The ゆうたろうバンド~"


The ゆうたろうバンド
[Vo.羽原裕太郎、Gu.ニコラス・ケイ、Ba.ハル.、Dr.ナカジマノブ]
プロペラ
[Vo.羽原裕太郎、Gu.ゴンダタケシ(前期)、千井塔子(後期)、Ba.谷崎浩章、Dr.堀之内傭平]
ザ・ライバルズ
[羽原裕太郎&井垣宏章(from無限放送)]
第一期プロペラ
第一期プロペラ
第二期プロペラ
第二期プロペラ
セッション
セッション
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プロペラのボーカルとして1997年にデビューし、今なお現役バリバリの"ゆうたろう"こと羽原裕太郎。齢50となる彼の誕生日前日に行われたこのイベントは、その軌跡を語るに不可欠なアーティストが集った。オープニングアクトは、井垣宏章 (無限放送)とのデュオ"ザ・ライバルズ"。井垣はThe ゆうたろうバンドの初代ギタリストであり、盟友と言える存在だ。はじめは歌いながら照れ笑いする場面もあったが、アコギとブルースハープ、歌のみとは思えない哀愁と気迫に満ちた演奏に引き込まれた。続いては、彼が現在進行形で活躍している"The ゆうたろうバンド"。安定感のあるドラムや縦横無尽にうねるベース、踊れるグルーヴを生み出すギターと、バンドとしてのまとまりはさすが。王道を押さえながら革新的なサウンドを響かせる、ゆうたろうの"今"が詰まったステージだ。

そして"第二期プロペラ"が登場した瞬間、フロアから黄色い歓声が飛ぶ。小柄な体からパワフルな音色を放つ千井塔子(Gu.)をは じめ、2008年の活動休止からのブランクをまったく感じさせない絶妙なグルーヴ感。心を釘づけにするキャッチーな楽曲で、フロアを魅了した。ギターにゴンダタケシを迎えた"第一期プロペラ"は、先ほどの第二期とはひと味違う王道のロックンロールサウンドで、会場の熱気をさらに上昇させる。

チームの顔であるボーカルが同じであるにも関わらず、すべて毛色の異なるサウンドを奏でていた4組。その化学反応こそバンドの面白さと言えるが、同時に、どのバンドでも圧倒的な存在感を放つゆうたろうのカリスマ性をあらためて実感した。イベントは約3時間半に及んだが、疲労を見せるどころか、どんどんアツくなっていくゆうたろうの立ち振る舞いは圧巻! 無邪気に、心から音楽を楽しんでいるからこそ、見る者を惹きつけるパフォーマンスが実現できるのだろう。アンコールではロウソクを計50本差したケーキと共に彼の誕生日を再度祝福、ラストは会場が一丸となって「YesとNo」を大合唱。最後の最後まで、華々しいイベントとなった。
[文:神保未来 (FAMiLIES) 撮影:鈴木恵]
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