CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2015



2015.2.15
"ABBANDONE AND ROLL"
Scars Borough/THE VANILA/赤丸
Scars Borough
Scars Borough
Scars Borough
Scars Borough
赤丸
赤丸
赤丸
赤丸
THE VANILA
THE VANILA
THE VANILA
THE VANILA
画像をクリックすると拡大表示で閲覧できます。
THE VANILAが「Aiming For Gloly」で爆発力のあるサウンドを轟かせて、この日のライブが幕を開ける。飾り気のない直球パンクサウンドは、ストレートに突き刺さる。気付けばそのグルーヴに体が揺れ、渡邊灰二の渋味のあるボーカルに酔いしれていた。シンプルだからこそ演奏力の高さも際立っていたし、キメで渡邊と坂巻晋 (Ba.)、ハットリシン (Gu.)がピタリとタイミングの合った開脚ジャンプを見せたり、フィジカルなパフォーマンスでも魅了する。

一方で赤丸は、構築されたサウンドでフロアを彼らの色に染め上げていく。独特のリズム感や魅惑のメロディに、どんどん引き込まれる。そして、緻密で幻想的な音世界で観客を酔わせたかと思えば、重厚なアッパーチューンの連投にハッとさせられたり、各曲にしっかりとした世界観があるセットリスト。楽曲の物語を巧みに音に投影する、各パートの表現力にも感服だ。

最後に登場したのはScars Borough。KYOKOのパワフルなボーカルは鳥肌モノで、彼女の煽りはオーディエンスの気分を一気に高めて、一体感を生み出していく。本郷信の不可思議なギターサウンド、MARCH (Ba.)と高橋宏貴 (Dr.)が生み出す重厚でノレるビートと、バンドサウンドはかなり肉厚。そこに同期音源を乗せることでより多彩なサウンドへと仕上がっていて、KYOKOのボーカルの魅力をより際立たせる。鳴らす音すべてが引き立て合っていて、素直に“カッコいい”と思えるサウンドを作り上げていた。三者三様、各々の個性が全面に出たイベント。あっという間に時が過ぎ、また彼らのステージが見たいと思わされた。
[文:神保未来 (FAMiLIES) 撮影:栗田香那]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.