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Live Report ライブレポート 2015



2015.3.21
"サクラメリーメンTOUR2015~キャラクター~"

サクラメリーメン/シュノーケル
サクラメリーメン-1
サクラメリーメン
シュノーケル-2
シュノーケル
サクラメリーメン-3
サクラメリーメン
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シュノーケル
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サクラメリーメン
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シュノーケル
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サクラメリーメンが今年1月21日にリリースした、結成10周年のメモリアル・アルバム『キャラクター』。そのレコ発ツアー初日を、盟友であるシュノーケルがサポートした。

先に登場したのは、福岡の全員メガネの3人組ギターロックバンド、シュノーケル。フォーキーな旋律を西村晋弥 (Vo.)が叫ぶように歌えば、ラウドなリズムにテンションがグッと上がる。3曲目「天気予報」で「透太くんに“僕がこの曲を思いつきたかった”と誉められた曲です」と嬉しそうに話す姿に、2つのバンドの良い関係が伝わってくる。シュノーケルは5年間の休止を経て、昨年12月に活動を再開した。その決意をストレートに込めた新曲「リスタート」は、間違いなくこれからの彼らの代表作となるだろう。勢いあまってズレたメガネを歌いながら振り落とす場面も微笑ましい。「もし日常で息苦しいことがあったら、僕らのライブに来てください。“シュノーケル”が息継ぎをする場所になりますから!」と叫んでのラスト三連発は、客席に上がる拳の分だけパワーを増しながら、鮮やかに駆け抜けた。

会場の熱気をそのまま引き継ぎ、サクラメリーメンは「Dreamer's high」からスタート。ポップで爽やかなメロディーに、心地良いスピード感あふれるサウンド。客席に笑顔が弾け、2曲目「飛べない鳥が空を飛ぶ」では“ワンツースリー!ゴー!”の合図でお客さん全員でジャンプ!男子ファンの割合も多めのフロアは、早くも最高潮の盛り上がりを見せる。小西透太 (Vo.)は「ノリノリで行こうと思ってたんだけど、シュノーケルを観たらグッと来てしまって…。今日は良い日になるなと確信しました!」と、3年ぶりのツアーにかける意気込みと緊張に加え、盟友との久々の対バンに感極まった様子。『キャラクター』からの楽曲を中心に演奏する中で“ずっと支えてくれたファンのみなさんへ歌いたい”と「リリィの愛の歌」を披露。渾身のバラードは、聴く者一人一人の心の中までしっかりと鳴り響いていたに違いない。最後はシンセの音で高揚感倍増の「マジカル・ファンタジー」で盛り上げ、「サイハテホーム」では大合唱で、ステージと客席が一体となって本編終了。

アンコールでは、2バンドによるセッションでくるりの「ワンダーフォーゲル」を。何より楽しそうに演奏する彼らの姿が胸にグッとくる、ツアー初日を飾る最高のエンディングとなった。
[文:下村祥子 撮影:栗田香那]
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