CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2015



2015.5.2
"鮎川誠 メジャーデビュー40周年記念! "KOOL SOLO" & BIRTHDAY 67 LIVE 2015"

SHEENA & THE ROKKETS 鮎川誠 -THE ROKKETS- ~ワンマンライブ~
[鮎川誠Vo.Gu、奈良敏博Ba、川嶋一秀Dr]
SHEENA & THE ROKKETS SHEENA & THE ROKKETS
SHEENA & THE ROKKETS SHEENA & THE ROKKETS
画像をクリックすると拡大表示で閲覧できます。
世間ではGW初日、快晴の日に行なわれた鮎川誠メジャー・デビュー40周年記念&バースデーライヴ。超満員のフロアの壁には、40年間の歴史を彩り、2月14日に残念ながら他界してしまったSHEENA & THE ROKKETSのボーカルであり、鮎川の妻であるシーナの写真が飾られていた。客電が落ちると宇宙ロケット発射のカウントダウンが流れ、オーディエンスが"3、2、1、ゼロー!"の叫びとともにメンバーが登場。熱気が急上昇するなか「Batman's Theme」が流れ、歓喜の声が沸き起こる。シナロケの初期曲から最新作『ROKKET RIDE』のナンバーや、サンハウスの名曲を続々とプレイ。"今年は世界でいちばん悲しい誕生日やと思っとった。いつもシーナと一緒やったけど、天国に行ってしまって。でも、みんなおってくれてありがとう! サイコー! 友達!"と叫び、ROKKET RIDEに乗って行くぜ! と「Madness City」へ。ステージには、シーナの妖艶な佇まいとハスキーヴォイスも、きらりと輝く笑顔は見ることが出来ない。しかし、メンバーとオーディエンスと生み出すグルーヴは、紛れもなくSHEENA&THE ROKKETS。鮎川がボーカルを取り、強固なロック・サウンドを響かせていく。

5月2日は、自身の誕生日であり、盟友・忌野清志郎やhideの命日、そしてこの日は2日前に亡くなったベン・E・キングの訃報も届いた。中盤、その話しを交えながら"同じ誕生日と知ったとき、どげん嬉しかったか!"と影響を受けたギタリスト、リンク・レイを挙げ「Rumble」をカバー。ストレートロック好きなファンの大きな歓声が上がった。そして、キャッチーなセミ・バラード「Baby Love」では、奈良敏博がボーカルを取る。先日行なわれたシーナの追悼ライヴで披露し、歌って欲しいと鮎川が突然リクエストしたそうだ。"また歌います"と、奈良が言うと歓声が沸いた。終盤「レモンティー」のビートが鳴り始めると熱気は最高潮へ。続く「ユー・メイ・ドリーム」では、オーディエンスも大熱唱。本編ラストは「I love you」。"僕の誕生日プレゼントと思ってみんなに言ってもらいたい"とイントロ前の"アイラブユー"を観客に言わせ、最後までエネルギッシュで最高にクレイジーなライヴを繰り広げた。

アンコールでは、サプライズ・ゲストが登場!柴山"菊"俊之をボーカルに迎い入れ「Kara Kara」「DREAM+REVOLT」をプレイ。"僕はいま頑張りどころ、みんなで一緒にロックしようぜ!"と熱くオーディエンスを煽りダブルアンコールもがっつりとロックにキメた。すでにFUJI ROCK FESTIVALを始め、イベントへの出演もアナウンスされているが、鮎川のギターはまだまだ鳴り続けるしSHEEA&THE ROKKETSのロックは止まらない。"これからもぶっ飛ばすぜ、よろしくね"力強くも優しいその言葉、その重みをひしひしと感じるライヴだった。
[文:大島あゆみ 撮影:大出丈仁]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.