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Live Report ライブレポート 2015



2015.7.24
"CLUB Que夏ノ陣 VSシリーズ vol.13 ~RETURN TO NATURAL~"

LOST IN TIME VS Ao
LOST IN TIME
LOST IN TIME
Ao
Ao
LOST IN TIME
LOST IN TIME
Ao
Ao
LOST IN TIME
セッション
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 この日、待望の対バンが実現した。北海道を拠点に活動するAoと、北海道に出向く際にはほぼ毎回彼らと共演しているというLOST IN TIME。親交の深い2組ではあるが、東京での共演は5年越しの念願だという。そんな各々の思いが呼応したこの日のライブは、終始温かな空気に包まれていた。Aoは、疾走感のあるサウンドに安田貴広の透明な歌声が乗った、爆発力のあるサウンドで観客の心をつかむ。キャッチーなギターや、安定感のあるリズム隊。技術の高さに裏打ちされたプレイは、ダイナミックな音色を作り出す。音楽活動を始める前からLOST IN TIMEのファンだったという安田。“僕もそうだったように、LOST IN TIMEの曲は、しゃがみこんでいる人に手を差し伸べるんです”と、LOST IN TIMEとこの日のライブへの強い思いを語り、感極まる場面も。そんな彼らもまた、内なる鬱憤を放出して心のモヤモヤを晴らしてくれるような、爽快感溢れる音楽が魅力的だった。
 続くはLOST IN TIME。"(東京での対バンは)僕らにとっても、念願なんです"と、思い出を振り返りつつ、Aoの思いに応える海北大輔 (Vo.Ba.Pia)。安田の言葉通り、LOST IN TIMEの音楽は観客にそっと寄り添っていて、音色から溢れ出る優しさが、心を浄化してくれるよう。そして海北が紡ぐ言葉と芯のある歌声が、フロアの心をひとつにした。アンコールではAo全員を呼び込み、「30」をセッション。ギタリスト同士の"ピロピロ対決"と称して、Aoの長谷川聡とLOST IN TIMEの三井律郎(そしてドラムの大岡源一郎も)がギターを弾き倒す! 圧巻のプレイにフロアから大きな拍手と歓声が上がり、2組は笑顔で演奏を終えた。互いの仲の良さが言葉の端々やサウンドにも滲み出ていて、CLUB Queに居るすべての人が幸せな気持ちになれるライブだった。
[文:神保未来 (FAMiLIES) 撮影:伊藤惇]
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