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Live Report ライブレポート 2015



2015.10.18
"Theピーズ「晩秋シリーズ2015」 ~CLUB QUE 21周年ワンマン~"

Theピーズ -oneman-
Theピーズ Theピーズ
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Theピーズによる秋に行う恒例のライブツアー『晩秋シリーズ2015』が開催。縁のあるライブハウスと縁のある対バンシリーズを含め全7本のツアー。その初日がここCLUB Queで行われた。めでたくもQueが10月で21周年とのことで、サブタイトルは「CLUB Que21周年ワンマン」となっており祝いを込めてのライブだ。ソールドアウトであるため、OPEN前から人の列できあがっている。入場開始でステージ前から徐々に埋まっていきフロア全体が埋め尽くされていく。予定時間になりBGMが徐々に消えていくのと同時にステージの青い明かりの光量が増す。その静寂の中メンバー3人が登場し拍手で迎えられる。しかし何かお互いしっくりこない。大木(Vo.Ba)がすぐさまマイクに向かって「何? なんでこんなにシーンとしてるの? あれ、SE忘れた?」の一言で、そういうことかで笑いが起こる。すぐさま楽器を手にして「どうも。10月のワンマンショー始まります。よろしく!」と、このツアーで会場販売が決定し、ニューシングル『2015盤!』から新曲「キャロ」で始まり「生きのばし」「ギャンブル」と続く。大木の揺れながらベースを弾いて歌う姿に呼応するように、フロアのお客さんもすぐに横揺れが起こりだす。彼らの最大の特徴とも言える、日記の一部を切り取ったかのようで深い内省的な歌詞は凄く胸に突き刺さる。少年心というか、飄々として捉えどころのない感が自然体で難しい言葉を使わずに素直に心に響き、哀愁漂うメロディーは聴き惚れてしまう。シンプルなロックンロールに聴こえても、実は凄く難しい部分もあるような絶妙なバランスで成り立っているバンドだ。「実験4号」はじんわりと心に沁みわたり、「真空管」の安孫子(Gu)の超絶ギターには痺れてしまう。最後のアンコールでは「Telしてこい」を披露しフロアは大盛り上がり。長いようであっという間の2時間だったが、ますますTheピーズにハマってしまう。中毒者が続出すること間違いないわけだ。
[文/撮影:CLUB Queスタッフ]
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