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Live Report ライブレポート 2015



2015.11.8
"GHEEE ONE-MAN LIVE"

GHEEE -oneman-
GHEEE GHEEE
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名阪ツアーに続いて、なんと約一年半ぶりとなるGHEEEのワンマン。他のバンドの活動でも大忙しなメンバーの集合体ゆえだが、胸を高鳴らせてフロアを埋める大勢の観客の表情に、その待望ぶりが伺える。1曲目「Bloody tiffany」からロックな爆音が会場を包み、炸裂するWボーカルと、GHEEE以外の何者でもない圧倒的グルーヴで「Guess」まで5曲ノンストップ!後方にどっしり構えて爆音ドラムで圧倒するYANA、サイドから多彩なギターリフの鬼と化して歌声で酔わせる深沼、ベースを弾きながら軽やかなステップで時にセンターを奪うHisayo、客席への飛び出しを常に狙うフロントマン近藤という布陣は健在。MCは、ライブの曲目表で、MCを表す点線が近藤&深沼には見えなかったという定番の初老ネタ。2007年の結成から変わらない見た目とパワー全開の演奏とのギャップが可笑しい。MC明けは最新作『QUAD』から「Far gone」は、ゴシックホラー風なリズムからの展開が印象的な曲だ。ライブ終盤、新曲「Alone a head」に続く「Silver tongue」は、赤いマニキュアでの指弾きも色っぽいHisayoの歌パートもあり、深沼とのハモりも聞き所。「On the beach」ではお客さん参加の「イェーイイェーイ」の掛け合いが楽しい。本編ラストの「The last chord」でついに近藤がマイクスタンドと共にステージを降りて、大盛り上がりのフロアで熱唱!アンコールは、近藤が“今夜はここが世界で一番ハッピーな場所”と言い、深沼が飛び跳ねながらギターを弾いた「Perfect place」。踊り出さずにはいられない、この曲の持つ特別な高揚感は何なのだろう? 止まない拍手に応えたWアンコールは、心震える名バラード「No knock」。1番を深沼が色気を感じさせる歌唱、2番を近藤がイノセントな熱唱と、二度おいしい味わい。さらにトリプルアンコールを「Cheers for the sun」で応えた。新旧織り混ぜて28曲、最後まで完全燃焼のパフォーマンスで魅せた2時間。2016年はアルバムが出る確率50%(?)という近藤発言もあったことだし、早くも次回のワンマンが待ち遠しい!
[文:下村祥子/撮影:CLUB Queスタッフ]
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