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2015.12.8
"師走ア・ゴーゴー ～ミリタリー・デスマッチ～" キノコホテル／ザ・キャプテンズ
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師走にキノコホテルとザ・キャプテンズのこの組み合わせはまさしく、Queの紅白歌合戦と言ってもいいのではないだろうか。60年代のロックンロールを基盤に独自の感性を組み入れたまさにガチンコのデスマッチ。トップは“杜の都”仙台で結成されたザ・キャプテンズ。お馴染みの赤いミリタリー衣装をまとい登場し「最後のグループサウンズ、ザ・キャプテンズです！」のボーカル傷彦の声に、観客からの黄色い声と拍手で迎えられ、『トンネル天国』へ。「愛」をテーマにここまで真剣に面白く歌い上げられるのは、彼らにしかできないロック＝グループサウンズだろう。今なおその一線を張れている唯一無二のバンドだ。傷彦の甘いメロディに浸るのとうって変わり、青いミニのミリタリー衣装をまとい一気に会場内のムードを変えたのが、支配人マリアンヌ東雲（歌と電気オルガン）率いるガールズバンド、キノコホテル。ザ・キャプテンズとは対照的に、パンチの効いた昭和歌謡チックな中にもガレージ、ニューウェイブ要素が効いた楽曲で魅了する。支配人の美しくもドSなキャラクター、そして支配人がオルガンにまたがって過激にプレイする時でも、ブレない演奏力はさすがだ。男性なら嬉し恥ずかしのパフォーマンスだが、そのステージングは全てにおいて魅了された。2バンドともにまさに中毒性が十分の魅力あるライブは、Queならではの最高の組み合わせだったと言っていいだろう。[文：CLUB Queスタッフ／撮影：大出丈仁]
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