CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2016



2016.2.13
"UTAIMAKURU50DAYその2 ~KYOUTOMO~"

杉本恭一/TOMOVSKY
杉本恭一
杉本恭一
TOMOVSKY
TOMOVSKY
杉本恭一
杉本恭一
TOMOVSKY
TOMOVSKY
杉本恭一
杉本恭一
TOMOVSKY
TOMOVSKY
画像をクリックすると拡大表示で閲覧できます。
 開演時間を待たずに飛び出したTOMOVSKY。しかも普段はクライマックスで演奏する「スポンジマン」でいきなり勝負に出る。もう10年以上歌い続けてる年齢シリーズ「うたう〇歳」の歌詞は“恭一さんと久しぶりに会った50歳♪”。ベースから始まるはずの新曲「真夏」では、一瞬間が空いてトモフがウィンクで合図したらBaのハルがうろたえる。そのやり取りやモニターに足をぶつけ「誰だよ~こんな所に角(カド)を置いたのは!」と痛がるトモフに「そば屋は角(カド)にあるんだよ~」と意味不明な言葉で慰めるハル。そんな予測不能な双子の会話が可笑しい。さらに“周りの知り合いがいつまでも頑張り過ぎるから、僕の頑張りが目立たない”そんな状況が面倒だ迷惑だという新曲「MM」。同じテーマで繋がる「このままでいたいなら」。怒髪天とかフラカンとかピロウズとか、マグミくんとか恭一くんとか頑張り過ぎるから、俺もまだ頑張らなきゃいけない! との本音を告白しつつラストは「秒針SKA」から「脳」まで6曲、スピードに乗って走り抜ける様はたまらなくポップでロックだった! 1時間で全15曲を走破。暑苦しくない熱さが伝わるライブだった。後攻は杉本恭一バンド。スネアをVo脇に設置し、冒頭はメンバー全員が横一列に並び左手からVOLAやピロウズで活躍する有江嘉典。ご存じレピッシュのGu杉本恭一、Syrup16g中畑大樹、wash?の奥村大。つまりスーパーキャリアバンド。早速「Tomorrow never knows」を朗々と歌えば、パワー溢れるロックショウの始まり。2曲目から中畑がドラムセットに戻ると「キャロラインベッキー」で早くも恭一がモニターの上に乗り上げ右足でハイキックを決めた。5年ぶりの対バンとなったトモフスキーから“カッコいい落ち着きのある、これぞ大人のライブ”と紹介され「それはそれでハードルが高けーなっトモ!」と恭一は笑ったが、曲が進むにつれ、バンドが生み出す圧倒的な音像とグルーヴは、Queを丸ごとロックの波に飲み込んでいった。メロディアスで高揚感あるロックンロールや、レピッシュ「ポルノ」のセルフカバー、男のバラード「moon」などを歌い上げた。終盤はサウンドにハードさが増し恭一のシャウトに合わせてフロアに拳が上がり、一体感あるエネルギッシュなライブを繰り広げた。アンコールに応え「TACO」で終演。痺れたロックにたっぷりと魅了された夜となった。。
[文:下村祥子/撮影:大出丈仁]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.