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Live Report ライブレポート 2016



2016.3.6
"騒音寺ワンマン"

騒音寺 -oneman-
騒音寺 騒音寺
騒音寺 騒音寺
騒音寺
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「よぉ、久しぶりじゃねぇか。可愛がってやるよ。」なべ(Vo)のセリフとニヒルな笑みに身震いするとともに、「Are you ready?」で幕を開けた騒音寺のワンマンライブ。なべが紡ぐ言葉は情緒的で生命力に満ちている。この日はそんな彼の歌詞を収載した詩歌集『夏の墓標』の発売記念ワンマンだ。4人が生み出すグルーヴに体を揺らし、なべの発する歌詞に耳を傾ける観客。普段のライブでは短縮して演奏している「夏の墓標」の完全ノーカットバージョンや、タム(Gu)がボーカルを務めた「街」、こーへー(Ba)がボーカルを取った「ハロー、エレキデビル」など、ワンマンならではのスペシャルなセットリストを披露し、フロアからは時折「楽しい!」という声が漏れてきた。もちろん、騒音寺というバンドの妙は歌詞だけではない。心にダイレクトに刺さるタムのギターサウンドや、こーへー、絢太(Dr)による盤石のリズム。楽器隊が織りなす直球のロックサウンドによって、なべの言葉はより色鮮やかなものとなっていく。MCでは、制作の裏話や本書に対する想いを吐露する場面も。多角的な視点で、さまざまな事象について表現する。なべのロックミュージシャンとして、そして表現者としての強い信念に胸を打たれた。アンコールでは、2017年1月3日に渋谷クアトロにてワンマンライブ“初詣は? 騒音寺!”を開催することをアナウンス。フロアは歓喜に包まれ、熱気は最高潮に! 観客は踊り、合唱し、拍手し、詩集発売の記念すべき夜は笑顔溢れるどんちゃん騒ぎとなって大団円を迎えた
[文:神保未来(FAMiLIES)/撮影:大出丈仁]
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