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2016.6.11
"なおこと一郎。Breath! Whisper! Shout!" 浜崎なおこ(レプリカ) with 田中一郎(ex.ARB,甲斐バンド) -oneman-
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ロックバンド“レプリカ”のボーカル浜崎なおこ、そして元ARBで甲斐バンドやソロでも活躍するギタリスト、ボーカリスト田中一郎によるによるユニット“なおこと一郎。”。1989年から親交がある2人が、2014年にCLUB Queにて行われたイベントでの共演をきっかけに今年2016年、本格的に活動を開始した（その軌跡はQueTUBE vol.1でチェックを）。ユニットの出発を飾る貴重な一夜に立ち会うべく集まったファンは、来場者限定で配布されたオリジナルCDを手に、開演前から期待に溢れる表情を浮かべていた。ライブは艶やかな歌声が映える「Caffeine」でスタート。浜崎の奥行き深く芯の通った歌声と、田中の力強いアコースティックギターのサウンド。たった2人とは思えない厚みのある音色が、会場を包み込んでいく。新曲では、楽曲が生まれるきっかけとなったギブソンのオールドギターを、浜崎が演奏。情熱的な曲や、伸び伸びと歌い上げる開放感のあるナンバーもあれば、しっとりと情感あふれる曲、ファンキーなロックチューンと、表情豊かなセットリストを展開する。休憩を挟み、衣装を変えて登場した後半。パワフルに演奏したカバー曲を皮切りに、前半以上に息を飲むパフォーマンスを展開していく。レプリカ「Baby together」などお互いの既存曲も演奏したのだが、彼女の「どの時代の曲も一郎さんとやると新しくなる」という言葉通り、既存曲に新たな息吹をもたらしながら、グルーヴ感満載のオリジナル曲でも魅了した。アンコールでは、6月7日に誕生日を迎えた浜崎に花束を渡し、「ハッピーバースデー」を歌うサプライズ。楽曲を重ねるにつれて熱を帯びていた会場は、ラストの「Sugar baby’s growin’」で最高潮を迎える。彼女はシャウト混じりの圧倒的な歌声を放ち、田中はギターを激しくかき鳴らし、観客も飛び跳ねるなどノリノリに。2人の活動は、大盛況でスタートを切った[文：神保未来(FAMiLIES)／撮影：API YOMIYA]
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