3 tokyo pinsalocks presents「Majolica Matryoshka vol.2」|2016|LIVE REPORT|CLUB Que WEBSITE

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Live Report ライブレポート 2016



2016.6.25
"tokyo pinsalocks presents「Majolica Matryoshka vol.2」"
tokyo pinsalocks/VELTPUNCH/BUGY CRAXONE
DJ> オリマコト a.k.a. Francis
tokyo pinsalocks tokyo pinsalocks
VELTPUNCH VELTPUNCH
BUGY CRAXONE BUGY CRAXONE
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3年ぶりの開催となったtokyo pinsalocks presents「Majolica Matryoshka vol.2」。先陣を切ったのは、tokyo pinsalocksの大学サークル時代の先輩でもあるVELTPUNCH。1曲目から「MOUSE OF THE PAIN」と、激しくエモーショナルな曲をぶっ放し、長沼秀典(Vo.Gu)が暴れまわる。最後の「CRASH CRASH CRASH」では、ギターを観客に渡してダンスやフリーラップに興じ、そのままライブが終了するカオスっぷり! 情動的でエネルギッシュなパフォーマンスは、フロアの熱気を急上昇させ、先輩の威厳を見せつけた。
 あとに続くのは、BUGY CRAXONE。骨太なロックンロールサウンドと、すずきゆきこ(Vo)の表情豊かなボーカルに釘付けになる。「ベリナイス」からの3曲はチャーミングに、中盤は一転して激情的になり、最後はハッピーで前向きなメッセージを、キラキラした笑顔と伸びやかな歌声で我々に投げかける。そんな彼女の姿に魅了されてしまった。VELTPUNCHが破壊的なエネルギーだとするならば、BUGY CRAXONEはピースフルなエネルギーに満ち溢れていた。
 そしてトリを飾るのは、久々のバンドセットとなるtokyo pinsalocks。ファッショナブルでキュートなNaoko(Vo)と、ポーカーフェイスでファズの効いたベースを弾く、クールなHisayo(Ba)。一見正反対の彼女たちが化学反応を起こすことで、ポップなサウンドに息をのむようなグルーヴが生まれ、観客は一気に心を奪われる。さらに、初披露された新曲「スイッチ」は、彼女たちの苦悩を基に作られており、曲も歌声も表情もすべてが優しく、胸に響いた。そして、最後は「ルラ・ハレルヤ」からアンコールの「$1,000,000」と、アップナンバーで駆け抜けた。
先輩2組との対バンを「授業参観みたい」と照れていたtokyo pinsalocksだったが、イベントのためにアンケートを手作りしたり、終始感謝の言葉を口にしたりと共演者へのリスペクトに溢れていた。そんな姿が微笑ましく、今夜のイベントの素晴らしさを象徴しているようだった。
[文:齊藤幸/撮影:大出丈仁]
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