3 クボの宵|2016|LIVE REPORT|CLUB Que WEBSITE

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Live Report ライブレポート 2016



2016.7.31
"クボの宵"
クボケンジ(メレンゲ) -oneman-
クボケンジ(メレンゲ) クボケンジ(メレンゲ)
クボケンジ(メレンゲ) クボケンジ(メレンゲ)
クボケンジ(メレンゲ)
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 Queにて3カ月連続で行われた、クボケンジ(メレンゲ)主催の”クボの宵”。5月は、三浦隆一(空想委員会)、6月はタカハシコウキ&久保田光太郎(peridots)を招いて行われたが、三度目の今回はワンマンという集大成的なライヴとなった。「どうも~」とクボが1人でとステージに登場すると、ギターを抱え「再会のテーマ」の演奏を始める。そっと囁くような歌声と繊細なギターの音色に聞き入る観客を前にし、「ムカデノエキ」、「春雨の午後」とスロー・テンポのナンバーを続けていく。合間には、照れを隠すように「本編は、健太くんが来てから。まだオープニングアクトだから(笑)」と会場の笑いを誘っていた。そして「夢の続き」から、徐々に熱を帯び始め、数回しか披露していない新曲「ロンダリング」、そしてスピッツの「君が思い出になる前に」をカバー。大切な人を想う、歯がゆくもやさしいメッセージが込められた楽曲に浸った後は、Key:山本健太(ex.オトナモード)を招き入れ、鮮やかな鍵盤の音色を交え「声」、「ルリア」を演奏する。曲の合間には、2人のラフなトークで会場を和ませ、いま制作途中のクリスマス・ソングを軽く演奏するというラッキーなサービスもありつつ「クラシック」、「物持ち」とハンドクラップを誘う、ポップなナンバーを続けて観客とともに盛り上がった。後半には、クボが自分にとって大事な曲と「まぶしい朝」をピアノ伴奏にしっとりと歌い上げ、儚くとも尊い日々が描かれた楽曲を届けた。観客に曲のリクエストを募ったり、山本とゆるりと話をしながら進行していくなか、クボなりの家族愛が込められた新曲「アイノウタ」と、童謡的な素朴で可愛げなギターが印象的な「ルゥリィ」を演奏した。そして、「うつし絵」を披露すると「この曲は不思議な曲で。回り回って1番大切な曲になった、と思う日もある」という思いも語られた。終盤には、リクエストのなかから「初恋サンセット」を演奏し、「東京」で本編最後を締めくくった。
 アンコールは、尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」と「ビスケット」と、熱っぽく歌い上げ、ダブルアンコールではスピッツの「仲良し」を披露した。バンドと異なったクボのソロの音楽を、余すところなく体感できた夜となった。
[文:大島あゆみ/撮影:山中善正]
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