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Live Report ライブレポート 2016



2016.8.10
"シリーズ・人間の爆発"
フラワーカンパニーズ/PIGGY BANKS
フラワーカンパニーズ
フラワーカンパニーズ
PIGGY BANKS
PIGGY BANKS
フラワーカンパニーズ
フラワーカンパニーズ
PIGGY BANKS
PIGGY BANKS
フラワーカンパニーズ
フラワーカンパニーズ
PIGGY BANKS
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 フラワーカンパニーズの企画「シリーズ・人間の爆発」がPIGGY BANKSを迎えて開催された。SE無しの無音のステージに、突然のドラムの爆音でショーは始まりを告げた。透明なプラスチック製の大きなブタの貯金箱=PIGGY BANKを抱えてyoko(Vo)が跳ねるように登場。骨太にサウンドを支えるakkoのベース音に、妖しくも爽快に宙を舞うkemeのギターのフレーズが加わり、インスト曲「BAT MAN」でQueが徐々に熱を帯びていく。続く「ゾンビーボーイ」はコミカル風味でキュートに、「wicked go」で明るくノリの良い雰囲気で、実力派ガールズ・ロックンロール・バンドの魅力を早くも存分に見せつける。姉御肌の迫力としなやかさが同居するボーカルでライブを引っ張るyokoを中心に、メンバーそれぞれのパフォーマンスから目が離せない。カバー曲「Heat Wave」「涙のハイウェイ」(シーナ&ロケッツ)などを織り交ぜ、MCではakkoが長年にわたるあふれるフラカン愛を告白した。コーラスが印象的なニューウェイヴ風のタイトル未定の新曲も披露。akkoのヘドバンに圧倒され、kemeの壮大に浮遊するギターに身を任せ、yokoの歌声に魅了される。「バイバイボーイ」ではフラカン先輩にあやかって、フロア全員でヨサホイを踊って大盛り上がり! 「バンドにとって大事な一曲です。」と添えた「らんらんらん」で感動的にライブを締めた。

 お馴染みのSE「Chicken Grabber」が流れる中、フラワーカンパニーズのメンバーが登場。「シリーズ・人間の爆発へようこそー! 」と鈴木圭介(Vo)が叫んで、1997年のシングル「最高の夏」からライブがスタート。続く「赤点ブギ」「はぐれ者賛歌」とフラカン特有の切なさを含みつつ、テンションMAXのロックンロールをぶち鳴らし、序盤からパワー全開のライブを繰り広げる。MCで圭介は「PIGGY BANKSは新人バンドらしからぬ、スター性が出てましたね。途中で俺、外タレを観てるのか?みたいなね」と讃えた。「消えぞこない」「たましいによろしく」とエモーショナルなステージの中で、ふと投げかけられる歌詞には、ほっと癒されたり、背筋が伸びたりする思いも。MCはリオ五輪の話題へ。(ファンも周知の)圭介の大好きな卓球の愛ちゃんの話を、グレートマエカワ(Ba)との絶妙なやりとりで語り、Queに温かい爆笑が響いた。ミディアムなロッカバラード「なんとかなりそう」にはフロアが聴き入った。「メンバーチェンジなし! 活動休止なし! ヒット曲なし! 4人揃ってフラワーカンパニーズ! 今年結成21周年! 永遠によろしくー!」新旧織り交ぜたセットリストの中、本編を「くるったバナナ」で終わらせると、アンコールは(愛ちゃんの試合時刻が迫るのを気にしつつ)、PIGGY BANKSのメンバーも呼び入れ、出演者全員で「真冬の盆踊り」を演奏。圭介がブルース・ハープを吹き鳴らし、ヨサホイコールで(途中でyokoよるピギバンコールも)フロアと共に踊りまくる、大爆発のフィナーレとなった。
[文:下村祥子/撮影:大出丈仁]
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