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2016.9.24
"BIG CIRCUS # CLUB Que 22nd ANNIVERSARY SERIES 53歳BIRTHDAY PARTY！～50代もなれてきました～" MAGUMI AND THE BREATHLESS -oneman-
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日本のミクスチャーロックの元祖であるレピッシュで、ボーカル&トランペットを担当するMAGUMI。自身のバンドMAGUMI AND THE BREATHLESSを率いての彼の53歳のバースデイライブは、楽器隊のメロウな演奏からスタート。MAGUMIがステージに飛び出すと黄色い歓声があがった。ジャズやファンクを基調とするミディアムナンバーでは、アダルトな雰囲気を漂わせ、サンバやマーチを基調とするアッパーチューンでは、観客を煽って無邪気にはっちゃける。一転して、ソリッドなミクスチャーロック「World is Burning」で見せたのは、血沸き肉躍るような鬼気迫るプレイ。MAGUMIと盤石のリズム隊が魅せる、静と動のメリハリが効いたパフォーマンスに目が釘付けになる。そして、特筆すべきは、レピッシュ時代の盟友、故・上田現がプロデュースした元ちとせの「ワダツミの木」のカバー。愛おしそうに歌うMAGUMIの姿には、彼の人生においてレピッシュが、そして上田がいかに大切な存在なのかが表れていて、胸が熱くなった。 ダブルアンコールでは、バースデイケーキと花束の贈呈が行われ、ラストナンバーはレピッシュ「ANIMAL BEAT」。この日一番の盛り上がりで大団円……と思いきや、曲が終わると今度はファンからバースデイケーキが！ 最後は会場全員での記念撮影で締めくくった。サービス精神旺盛なMAGUMIらしい、ファンやレピッシュ、そしてメンバーへの感謝の気持ちと愛に溢れたライブは、息つく暇もないほどに楽しく、充実しつつもあっという間の3時間だった。 [文：齊藤幸／撮影：栗田香那]
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