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Live Report ライブレポート 2016



2016.10.10
"PLAGUES SPECIAL 2days「Fullbore CLUB Que 2016」 BIG CIRCUS # CLUB Que 22nd ANNIVERSARY SERIES"
PLAGUES [Vo.Gu:深沼元昭、Dr:後藤敏昭、Ba:林幸治(TRICERATOPS)] -oneman2DAYS-
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PLAGUES
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 1990年代のギターロックの雄であり、2010年に活動再開、約4年ぶりのニューアルバムを鋭意製作中のPLAGUES。2年半ぶりのライブとなるワンマン2daysの2日目は、サポートギタリストに藤田顕(PLECTRUM)を迎えた。
 2017年1月25日発売の新作について、「今までで1番いいアルバムにする」と力強く宣言した深沼元昭(Vo.Gu)。そんな自信を裏付けるかのように、収録曲12曲中4曲を披露した。爽やかな「Fool on the freeway」やドライブ感のある「Guiding star」など、どの楽曲も60~70年代のロックを基盤としながら、色彩豊かに躍動している。彼らがかき鳴らすクラシカルなロックンロールは、一歩間違えると古臭いと言われかねない。しかし、新曲はもちろんのこと、例えば95年の楽曲「どうしようもない世界、寛容な僕ら」などの過去曲も、今聴いても新鮮だから驚きだ。一貫して自身のスタイルを追求してきたからこそ、彼らが鳴らす音は血が通っていて、生命力に満ちている。今を生きる彼らの音を目の前にして、そのパワーに圧倒されてしまった。
 アンコールでも、PLAGUES史上1・2を争うほどの難曲という新曲「Bad gnome」を披露し、圧巻のプレイを見せる。久しぶりのライブということもあり、ダブルアンコール後も拍手が鳴り止まず、急遽トリプルアンコールが実現。ファンの熱い想いに応え、「Revlon sister」で締めくくったが、興奮冷めやらぬ観客たちの名残惜しそうな拍手は、しばらく止むことはなかった。
 年明けにレコ発ツアーを控えながらも、惜しげもなく新曲を大放出してくれたPLAGUES。新作は間違いなく傑作だと確信すると同時に、いつだって直球勝負なPLAGUESの漢らしさに、シビれっぱなしの一夜だった。
[文:齊藤幸/撮影:山中善正]
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