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Live Report ライブレポート 2017



2017.1.8
"OverTheDogs 新年ライブ2017「すごろっく~ゴールするまで終わらない~」"
OverTheDogs -oneman-
それでも世界が続くなら dip
dip
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 OverTheDogsの2017年の幕開けとなる新年会イベント。童謡「一月一日」に乗ってメンバーが登場すると、オープニング曲はなぜかマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」。元メンバーの田中直貴(Dr)がスーツ姿でステージに現れ、クリスマスムード(?)を盛り上げた。程なくして「2017」の文字を型取ったサングラスをかけた恒吉豊(Vo)が登場すると一気に会場が華やいだ。まずは樽酒の鏡開きからのカンパイ。本日のライブは、お客さん全員にすごろくの紙が配られており、大きなサイコロを振って、出たマス目の演目を必ずメンバーが行うという趣旨。司会進行役の田中がサイコロ係を担当し、曲のタイトル以外はその都度ジャンケンで負けた人が行うというルール。新春らしく「春の海」をBGMにすごろっくライブがスタート!

1【初夢の話(ジャンケンに負けた人:樋口三四郎(Gu))】→ 2【時計の針に震えた話(恒吉)】→ 3【即興ソング(恒吉)】「ヤマンバ」というお題でアコギ弾き語り。韻を踏みながらの見事な出来栄えに拍手喝采! → 4【カラオケ(恒吉)】「LA・LA・LA LOVE SONG」を「想像以上に恥ずかしいよ」などと照れつつ披露→ 5【「生ハム オン ザ メロン」】ようやくOverTheDogs一曲目! → 6【「さかさまミルク」】→ 7【俳句(樋口)】→ 8【「くしゃみ」】→ 9【「儚々な」】→ 10【次の演奏まで語尾に「でしゅ」を付ける(星英二郎(Key))】→ 11【「星に何万回」】→ 12【「カレーでおはよう」】樋口のアコギの演奏で恒吉が歌う可愛らしいラブソング→ 13【正月を哲学する(樋口)】→ 14【「映幻の花」】→ 15【「桃色ダイキ吐息」】佐藤ダイキ(Ba)のムード歌謡風ボーカルに、会場中に沸き起こるコール&レスポンス! → 16【「ラバーボーイラバーガール」】→ 17【「おとぎ話」】→ 18【即興日本むかし話(樋口)】→ 19【サポートドラム(比田井修)にドリンクをおごる】このマス目に止まるように比田井自身がサイコロを振らずに置く、という斬新さに会場が沸く→ 20【顔に落書き(樋口)】この日ジャンケン惨敗の樋口、ついにメンバー全員により芸術的な顔面が完成→ 21【年内フリーライブ】年内開催が約束される! → 22【門松トシキ(星)】→ 23【「FLASH BACKER」】→ 24【「蟻と少年と内緒事」】→ 25【「あの娘が聴けるように」】→ 26【「マインストール」】→ 27【2017年の豊富(全員)】→ 28【たけし(恒吉)】北野武のモノマネを披露→ 29【即興ソング(樋口)】→ 30【リクエスト曲】権利争奪ジャンケンに勝ち抜いたお客さんのリクエストに応えて「うた」を演奏→ 31【たけし(サイコロを振ったお客さんによる剛田武のモノマネ)】→ 32【モノマネ(恒吉)】渡部篤郎のモノマネで魅せる→ 33【即興ソング】全員によるセッションで王道ロックンロールをベースにした「ロックンロールは簡単だ! 」をバッチリ決めて、めでたくゴール!

 後半は楽曲演奏も増えてライブ感を増しつつ、すぐに脱線してメンバー同士の仲の良さが伝わる話題も満載し、盛り沢山なイベントとなった。大事なお知らせとして、バンド名の表記を「OverTheDogs」から「OVER THE DOGS」への変更が発表され、さらに春のアルバムリリースとワンマンツアーも発表。最後はアンコールで「みぎてひだりて」を演奏して、3時間強に及ぶワンマンは幕を閉じた。存分に彼らのおちゃらけた部分に笑ったと同時に、新たにスタート地点に立ったバンドの決意表明が心にしっかりと響いた新春にふさわしい企画だった。
[文:下村祥子/撮影:前田美里]
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