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Live Report ライブレポート 2017



2017.3.3
"KiNGONS presents ~W-CUP vol.10~"
KiNGONS vs 忘れてモーテルズ
KiNGONS
KiNGONS
忘れてモーテルズ
忘れてモーテルズ
KiNGONS
KiNGONS
忘れてモーテルズ
忘れてモーテルズ
KiNGONS
KiNGONS
忘れてモーテルズ
忘れてモーテルズ
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 KiNGONSのガチンコツーマンシリーズvol.10。ベース、ドラム、ギターが横並びになったステージに、先攻の忘れてモーテルズのメンバーが登場すると“どうだ! お前たち! ついてこれるのかー!?”と283(V.Dr)が煽り立て「お前が決めろ」から口火を切った。それから、昨年末にリリースした最新作より「嗚呼、ミュータント」や、挨拶代わりの1曲「聖者の行進 ~忘れてモーテルズがやってきた!!!~」など、続々とプレイ。ド直球なメッセージとロックとユーモアで仕上げた、個性が光るキャッチーな楽曲を持ち味とする彼らは“音楽に勝ち負けはないというけど、でもやっぱり闘わないといけないと思うよ、俺は!”(283)とKiNGONSの“W-CUP”に同意。すると直後に、彼が今日のために仕込んだ一発ギャグを披露したのだが、それが見事な失笑の嵐(笑)! 手を負ったまま、後半戦へと繋ぎ「全部283様のおかげです」など、ひたすら熱い演奏を繰り広げた。また、KiNGONSと1年ぶり2度目のツーマンということで“人と向き合うってことは、その人の人生と向き合うことだと思う”と語ると、“俺はKiNGONSの地元・宇都宮の街、仲間に興味があるし、行ってみたい! そして俺たちの地元・町田にも来て欲しい!”と熱弁。最後は「NO MONEY NO LIFE」を演奏し、カラッと陽気で人懐こいロックンロールをおおいに響かせた。
 チャンピオンベルトを手に登場したKiNGONSは、のっけの「DAYBREAK AGAIN」から、キレ味抜群のロックをかき鳴らしていく。それは空を走る雷や稲光りのような荒々しさと、<置いていかれるなよ、全力でこい!>くらいの勢いを感じるほど。今回で10回目を迎えたW-CUPも“競い合ってやってる”と堂々と宣言すると、新曲「Anymore」やNAKATA(Ba)がボーカルを取る「BABY I LOVE YOU」など、多様な選曲でリードする。それほどの激しさもあって、BeeBeeこと高橋直渡(Vo.Gu)のギターのペグが一部紛失するアクシデントが起きたほどだ。そんななかMCでは、忘れてモーテルズの熱烈なコールに応え、“6月の企画(宇都宮KENTにて開催)に出てもらおう!”と即断し大決定! 両バンドともプロレス好きがいる共通点もあり急速に親しくなったと話し、この日はプロレスラー・ハヤブサ選手の命日(2016年急逝)。ファンだったというBeeBeeは、チャンスは何度もあったのに最後までご本人に話しかけられなかったこと、亡くなる数日前に試合会場で元気そうな姿を見かけていたのに……という複雑な想いと明かし、だからこそいまこの一瞬に懸けたいという想いをロックにぶつけて終盤へと進めていった。ラストは“最後、かっとばせ!”(BeeBee)と叫び「POP OF THE WORLD」へ。最高潮のムードのなか、Kj monmon(Gu)、NAKATA(Ba)は、フロアに降りて熱気と轟音をかき乱していった。
 アンコールでは、HANDA(Dr)が283の一発ギャグを披露し絶妙な空気を作りつつ(苦笑)、「WONDERFUL GIRL」を披露し豪快にフィニッシュ。最後は、ハヤブサ選手の決めセリフだった“お楽しみは、これからだー!”を全員で叫んで〆。リスペクトし合う2組の闘いは、終了と同時に早くも次戦へのカウントダウンが始まった。
[文:大島あゆみ/撮影:大出丈仁]
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