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Live Report ライブレポート 2017



2017.3.5
"騒音寺提供!R&R WILD WEST!"
騒音寺/私の思い出/THe FUCKGETS
騒音寺
騒音寺
私の思い出
私の思い出
THe FUCKGETS
THe FUCKGETS
騒音寺
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私の思い出
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THe FUCKGETS
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 騒音寺と関西で活躍する「阿呆の仲間たち」が、東京のCLUB Queに集結!  2日目となる本日のトップバッターは、CLUB Que初出演のTHe FUCK GETS。「From L.A.」を自称し、サングラスにキャップという少々強面な外見の彼らが歌うのは、牧歌的なフォークロック。あまりのギャップに衝撃を受けたが、パワフルな歌声と美しいコーラスワークは鳥肌ものの素晴らしさだ。魅了されたフロアからはシンガロングが巻き起こり、「ハートブレイクホテル」ではふぁっく(Vo.Gu)が突如始めた「ファックX」ポーズを全員でするほどに一致団結。最後の「アスタラビスタボラーチョス」まで、陽気でピースフルなステージだった。
 アドベンチャーバンド「私の思い出」は、しゃもじでハンゴウを叩きながらド派手に登場。曲中にフリップネタを挟むわ、「おそとサンバ」では「ダンシングクイーン」と称して観客をステージに上げて踊らせるわ、「おにぎりユニバース」ではフロアに降りて歌い踊るわと、破茶滅茶だ。そんな非現実的な空間に理性を奪われたのか、観客もドーパミン大放出で一心不乱に踊り狂う。カオティックで予測不可能な展開は、まさにアドベンチャー。笑い疲れと踊り疲れでグッタリしながらも、早く次の冒険に出たい! と、彼らに病みつきになってしまった。
 トリを飾るのは本日の主催、騒音寺! 阿呆なまでにロックに純粋な彼らが生み出すグルーヴは、観る者の心を鷲掴みにする。騒音寺のライブには楽しさや笑いだけでなく、夢や希望があるのだ。特に圧巻だったのは、「俺には今、空が見える」。力強くも優しいナベ(Vo.)の歌は、まるで私たちに「今が辛くても君は1人じゃない。前を向いて生きていれば必ずいいことがある」と語りかけているかのよう。そんな彼を見つめる観客の表情は晴天を見上げる時のように朗らかだ。アンコールでは、「Happy day」で会場を幸福感が包み、最後はアツいロック魂が炸裂する「Rock and roll(will never die)」。晴れやかに、愛と笑いと希望に満ちた夜を締め括った。
[文:齊藤幸/撮影:山中善正]
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