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Live Report ライブレポート 2017



2017.5.19
"ビバヤング2017 ~薫風シリーズ第2弾 “52”祭 [VIVA YOUNG vs ROCK A GO-GO]~"
騒音寺/BUGY CRAXONE/YOKO&UGKOZYOHZZY
[矢沢洋子 (PIGGY BANKS),高橋浩司 (HARISS/DQS),上原子友康 (怒髪天),UG (ギターウルフ)]
DJ> クラヤマナオキ/DJ ISHIKWA (ex.TIGER HOLE / DISK UNION)
騒音寺
騒音寺
BUGY CRAXONE
BUGY CRAXONE
YOKO&UGKOZYOHZZY
YOKO&UGKOZYOHZZY
騒音寺
騒音寺
BUGY CRAXONE
BUGY CRAXONE
UGKOZYOHZZY
UGKOZYOHZZY
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 薫風のビバヤング第二夜。
 トップはBUGY CRAXONE。溌剌とステージに飛び出してきた、すずきゆきこ(Vo.Gu)は「レコーディング中だったから久しぶりのライブがすごい楽しみで!」と眩しい笑顔を見せた。「いいじゃん」「なんとなくBe happy」「ベリナイス」と曲タイトルからも伝わってくる、肩の力の抜けたポジティブなメッセージが、疾走するロックのグルーヴに乗る。髪を無造作に結び、ギターを弾きながら片足を跳ねあげ、表情豊かに歌うすずきから目が離せない。これでいいのだ!が決め台詞の「たいにーたいにー」、バンドの存在を高らかに表明する「ブルーでイージー、そんでつよいよ」、そして最後は「I scream」でハードに熱く駆け抜けた。
 2番手は、UG(ユージ/Ba)、高橋浩司(コージ/Dr)、上原子友康(あだ名が王子=オージ/Gu)を従えた、矢沢洋子(Vo)率いる最強のパーティーバンド、YOKO&UGKOZYOHZZY。「涙のハイウェイ」(シナロケ)、「GOOD OLD ROCK'N'ROLL」(キャロル)、「C.M.C.」(ルースターズ)など、重低音の歪んだベースが響くラウドなロックンロール・カバーを次々に披露。女性らしい身のこなしと男前なボーカルが同居する洋子が歌う迫力の「ワイルド・ワン」(スージー・クアトロ)、UGと洋子の爆裂デュオの「サマータイム・ブルース」も素敵だ。ラストはクラヤマ&二位をステージに上げての「サティスファクション」で、これぞパーティーバンド!の最高潮の盛り上がりで締めくくった。
 トリは騒音寺。セクシーに異彩を放つヒョウ柄ジャンプスーツのボーカル・なべの癖のある“ウーイェ~!”のコール&レスポンスからスタート。犬が主人公のブルース「嘆きのブルドッグ」、痛快なロックンロール「ニグロの血」など濃いナンバーから、後半も出演者に捧げる「ロックンロールバカ息子」、客席も阿波踊り風に踊り出す「乱調秋田音頭」で超ヒートアップ! アンコールでは、ヤング繋がりの「ヤング・ジェネレーション」の後、なべが「(闘病中の)クラヤマくんに捧げます! 病気は死ぬとか死なないとかそういう問題じゃなくて治ります! それではみなさん“絶対死なない?”」と問いかけるとフロアが全力で「ロックンロール!」と答えて「Rock and roll(will never die)」を演奏。楽しすぎたロックンロール三昧の宴はこれにてお開きとなった。

[文:下村祥子/撮影:山中善正]
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