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Live Report ライブレポート 2017



2017.7.8
"サクラメリーメン x 二人目のジャイナ スプリット盤Releaseツアー2017
~Sakura Merry Go Round x ホカリスケナイト~ファイナル"

サクラメリーメン/二人目のジャイナ
二人目のジャイナ
二人目のジャイナ
サクラメリーメン
サクラメリーメン
二人目のジャイナ
二人目のジャイナ
サクラメリーメン
サクラメリーメン
二人目のジャイナ
二人目のジャイナ
サクラメリーメン
サクラメリーメン
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 二人目のジャイナとサクラメリーメンのスプリットツアー・ファイナル。フロアにはツアー中に撮り溜めてきた思い出の写真があちこちに貼られ、心待ちにするファンを楽しませていた。そんななか、まずはMasa(二人目のジャイナ)と小西透太(サクラメリーメン)が登場し、弾き語りで「どんないいこと」をデュエット。観客のクラップと美しい歌声が重なり、のっけから素敵なムードで観客の胸を鷲掴みだ。
 そしてサクラメリーメンからスタート。この日をもって、イッペイ(Ba)が持病のため無期限活動休止ということで、結成13年の集大成といえる「サイハテホーム」から、選りすぐりのアンセムが演奏されていく。そして中盤には、ジャイナのホーン隊を呼び込み「王様のたからもの」をセッション。熱気に包まれるなかMCでは、イッペイの活休にあたり募る想いを語りつつも、3人の息の合った関西ノリのトークで笑いの耐えない賑やかさだ。そして再び特別編成で「ブルーバード」を演奏すると、小西透太(Vo/Gu)は、“これからも僕は、こんな景色が見えるなら頑張れると思います”と、まっすぐな気持ちを伝え、最後にみんなで歌いたい、と「きっと世界は」を演奏して締めくくった。
 温まりきった空気のなか、二人目のジャイナはMasa(Vo)が“踊って楽しくいこうじゃないの”と観客を煽り「カザアナ」から疾走感を帯びたファンクなナンバーを奏ではじめる。Narry(Key)が欠席のため、森西亮太がサポートとして参加していたのだが2組の出会いは約1年前。“ジャンルは違っても、音楽でみんなをハッピーにしたい気持ちは一緒だ”と話すと、小西を呼び込み「メクルメク」をセッション。気持ちいいハーモニーを届け、「Go&Fun」ではイッペイがダンスで参加、盛り上がりが加速するなか「ボンダンス」で森西も盛り上げ、ラストの「Dance! Dance! Dance!」まで、心踊るノリノリなサウンドを届けた。
 賑やかな宴はこれから。アンコールは、2組による演奏で「どんないいこと」のバンドアレンジから、「Dreamer’s high」、「summer tune」とジャイナの楽曲をコラボしていく。そして最後は、スプリットCDより「大発明」を披露。ジャイナの煌びやかさとサクメリの人懐こくてポップなサウンドが見事に融合したナンバーで、最高潮の盛り上がりを見せた。ダブルアンコールでは、Masaが“もう一度、サクラメリーメン3人の演奏が聞きたくないですか?”と観客に投げかけ、3人が迎えられると最後に「サイハテホーム」を熱唱。節目を迎えたサクラメリーメンとそんな同志に熱い心意気で応える二人目のジャイナ、リスペクトし合う2組だからこそなし得た最高の空間だった。高揚感とともに胸が熱くなる、忘れたくない夜となった。

[文:大島あゆみ/撮影:前田美里]
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