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Live Report ライブレポート 2017



2017.7.9
"不死鳥外伝 輪の章~新アルバム発売記念ツアー"
水戸華之介&3-10 chain
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 5月にリリースしたニュー・アルバム『知恵ノ輪』を引っさげてまわった、水戸華之介&3-10Chainのツアー・ファイナル。歓声のなかメンバーが登場すると「縁」からライヴがスタート。軽やかなビートと歯切れ良いメロディ、猛暑を吹き飛ばすような疾走感溢れるロックを奏でる。観客も拳を突き上げて盛り上がり熱気が増すなか、新作のタイトル・トラック「知恵の輪」を披露。音楽人生30年を迎えた水戸による新たな1作に収められた新曲をたっぷりと届けられた。“アコースティック向きで作った曲であり、いままでになかった感じの曲”と紹介した煌びやかなバラード「ひそやかに熱く」や、ユーモアたっぷりのアッパー・チューン「イヌサルキジ」、前を向こうというメッセージを全面に音でぶつけた直球のロック・ナンバー「前しかないだろ」と、魂を揺さぶるサウンドで魅了していく。MCでは今回のツアーで訪れた兵庫・姫路にて、メンバーが偶然立ち寄った“太陽公園”の話題に。世界遺産のミニチュアや3Dアートが、無造作に展示されたユニークな公園があまりに広くてライヴ並みに体力を消耗したという、面白エピソードを終始語って観客は大笑い。“みんなで太陽公園に行くっていうのやる?”などとトークを交えながら中盤では、「泥の河」、「落書きみたいな存在たちのハレルヤ」、「沈没船」とロックバラードを立て続けに披露。”ライヴは元気がよくてナンボ”というバンド・ブーム世代としては、若い頃はバラードを2曲続けることができなかった!と明かしたが、今回は盟友であり、新作のプロデューサーである杉本恭一のライヴに習い、あえて盛り込みひと味違う試みでファンを楽しませた。熱く、ノスタルジーな演奏の後は再び激しいナンバーへ。「蠅の王様」では、軽快ないビートに合わせ“このハゲー!”、“私の心をどれだけ叩いている!”と世間を賑わすホットワードをシャウトする場面も。観客とのコール&レスポンスを交え、熱狂のライヴを繰り広げた。
  アンコールでは、新作より「まぼろ市立美術館」とソリッドなサウンドを届け「ジョニーは鼻毛がヒッピースタイル」と攻めた。エネルギッシュなライヴが繰り広げられるなか、Wアンコールへと続き「アストロボーイ、アストロガール」と、最後まで熱烈なロックンロールで締めくくった。

[文:大島あゆみ/撮影:前田美里]
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