2017.7.19
"CLUB Que 夏ノ陣 2017 RETURN TO NATURAL 2BANDS【VS】シリーズ"
THE NEATBEATS VS カルメラ
THE NEATBEATS
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THE NEATBEATS
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カルメラ
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カルメラ
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セッション
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セッション
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毎年恒例の夏ノ陣。この日は、以前から親交がありながらも初共演となるTHE NEATBEATSとカルメラが登場。先攻のカルメラは、今年5月にスプリットミニアルバムを共に発表したTRI4THの伊藤隆郎(Dr)をサポートに迎え、同アルバムの表題曲「HORNS RIOT」からスタート。楽しげに演奏するメンバーとブラスを入れた華やかなバンドサウンドに高揚感を覚えた。西崎ゴウシ伝説(Agitator.Tp.Gu.Per)は、THE NEATBEATSと対バンすることへの喜びが抑えられない様子で、お祝いソングと称して「乾杯ブギウギ」を披露。ビールジョッキの形になる新グッズのタオルで観客と共に“乾杯”をして盛り上がり、辻本(Sax)のテクニカルなソロで沸かせ、フロアはますますヒートアップ。最高の状態でTHE NEATBEATSにつないだ。
カルメラの余韻が残るなか登場したTHE NEATBEATSは、序盤から「F.JOHN」や「YAH! YAH! YAH!」などノらずにはいられない王道ロックンロール全開のナンバーで攻め、フロアの空気をすぐにTHE NEATBEATS色に染める。「踊らへん人はもう海に落とし入れるよ!」と笑わせつつも煽るMR.PAN(Vo.Gu)は、フロアに降りてギターを演奏するなど、やりたい放題だ。しかし、結成20周年を迎えた彼らの熟練した演奏や絶妙なコーラスワークには感服。しかも、テンポのいいMCがとにかく面白い! アンコールではカルメラを呼び、ジェームス・ブラウンの曲をセッション。お互い自由奔放な演奏ながらも、両者の音の重なり合いは見事で、自ずと体が揺れていた。散々はしゃぎ終えたあとにMR.PANが言い放った「よう覚えて帰りや。これがセッションやで」というセリフのカッコ良さたるや! 胸の高鳴りは止まることがなく、観客の満足気な表情も、このツーマンライブの成功を物語っていた。
[文:藤原未那(FAMiLIES)/撮影:山中善正]
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