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Live Report ライブレポート 2017



2017.8.24
"夏のVIVA YOUNG! 5DAYS ~新風 突風 2017年夏。~"
ArtTheaterGuild/paionia/ザ・ラヂオカセッツ/モケーレムベンベ
DJ> クラヤマナオキ
ArtTheaterGuild
ArtTheaterGuild
ArtTheaterGuild
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paionia
paionia
paionia
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モケーレムベンベ
モケーレムベンベ
モケーレムベンベ
モケーレムベンベ
ザ・ラヂオカセッツ
ザ・ラヂオカセッツ
ザ・ラヂオカセッツ
ザ・ラヂオカセッツ
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 ビバヤング2日目は、CLUB Queが推す若手ロックバンド4組が出演。
 オープニングを飾ったのはザ・ラヂオカセッツ。アカペラのハーモニーで始まった「ボイリー」、続く「ライブハウス」とフォーキーなサウンドと切なくも朗らかな旋律が、Queをハッピーな空気で満たしていく。3人が次々にボーカルを繋いだ可愛らしい曲「犬」や、さらに「待ち合わせ」ではドラマー大谷がフルパワーでドラムを叩きながらメインボーカルとして泣きメロを熱唱していたのが印象的だ。最後はノスタルジック感満載のバラード「HOME AND HOME」が心にしみた。
 2番手は大阪を拠点に活動する3ピースバンド、モケーレムベンベ。3人3様の見た目から受けるインパクトや、“「いっせーのー」で変われんでさ”と関西弁で歌う「NO LIFE, NO MUSIC」や「チョコレイト・ディスコード」など、井澤聖一(Vo.Gu)が描く独特な歌詞に一瞬面食らうのだが、気付けば、爽快なロックサウンドとあたたか味を感じるメロディがすっと心をとらえて離さない。エモーショナルに歌い上げる「色違いの春」に引き込まれ、すっかり魅了された。
 3番手はpaionia(パイオニア)。轟音ノイズギターとどこか気怠くも浮遊感のある高橋勇成(Gu.Vo)の歌声がフロアに流れ込むと、追走してきた爆音ドラムと唸るベースに圧倒される。ベース菅野がずっとアンプに張り付き、かと思うと跳びまくって演奏する姿に狂気性を見た。片やスベったと反省しながらの高橋のMCのギャップも可笑しい。一筋縄ではいかないサウンドにグッとくる「サニーハイフレット」、新曲「跡形」、名曲「未明の将来」でどっぷりとその世界観に浸った。
 トリは4人組オルタナ・ロックバンド、ArtTheaterGuild(アートシアターギルド)。爽快なギターリフを高らかに鳴らす「Headlong」で始まり、ポップなサウンドに良メロが光る「stamen」、ギターの音色が印象的な「HOME ALONE」と次第にロックの魂を解放していく。伊藤のぞみ(Vo.Gu)がMCで、“俺、明るくなったよね”とバンド結成当初メンバーの顔を見ずに会話していた事を振り返った。疾走感あふれる「dic tips」で本編終了後、アンコールに応えて「4AM Mellow Diver」でビバヤンの幕を閉じた。
 どのバンドも強く未来を感じさせ、Queで再会するのが楽しみな充実感いっぱいの夜となった。
 
[文:下村祥子/撮影:前田美里]
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