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Live Report ライブレポート 2017



2017.8.26
"夏のVIVA YOUNG! 5DAYS ~夏に出会ったきみとぼく~"
KOZUMI/The Cheserasera/指先ノハク/ハンブレッダーズ
DJ> クラヤマナオキ
Made in Asia
KOZUMI
Made in Asia
KOZUMI
ハンブレッダーズ
ハンブレッダーズ
ハンブレッダーズ
ハンブレッダーズ
指先ノハク
指先ノハク
指先ノハク
指先ノハク
The Cheserasera
The Cheserasera
The Cheserasera
The Cheserasera
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 夏のビバヤング4日目は、気鋭の若手バンド4組の競演。クラヤマと数十年親交のある仲間が揃った前日の公演とは、ガラリと空気は変わり若手らしい緊張感と気迫のこもった対バンとなった。
 トップバッターを飾ったのは、長野長野県伊那市を拠点に活動するKOZUMI。「愛の矛盾」からスタートすると、きたはらさき(Vo.Dr)と伊東潤(Vo.Gu)の男女ツインボーカルを軸に、激しくエモーショナルなサウンドで圧倒していく。伊東は、“すべてのバンドが揃って1つのイベントだと思う。だから、この思いを他のバンドへ託す”と語った。新曲も披露し気持ちを奮い立たせるように全身で轟音を奏で、ラストは「素晴らしき日々」で締めくくった。
 続いて、ハンブレッダーズ。“スクールカーストの最底辺から青春を歌いに来ました!”という彼らのロックンロールは、まさに青春ど真ん中! 煌びやかなフレーズと抜群のメロディには、無垢で青臭くて有り余る情熱を抱えたメッセージを孕んでいた。淡い恋心を歌った「スクールマジシャンガール」や、吉野エクスプロージョン(Gu)爆裂ギターソロで魅せる「ミッドナイトフリクションベイビー」などキャッチーなステージを見せた。
 3番手のガールズバンド・指先ノハクは、チャーミングなルックスとは裏腹に角の立ったロックンロールで惹きつける。タイトなドラムとゴリゴリのスラップベース、キレ味抜群のギター、熱っぽく叙情的に歌い上げるボーカル。絶妙なアンサンブルを奏で、軽快なビートが愛らしいポップ・チューン「なにがし」や、心に訴えかけるような叙情的なナンバー「層」と、多彩な楽曲と表現で魅了した。
 トリを飾るのは、The Cheserasera。会場の温度感を分かち合うように宍戸翼(Vo.Gu)が語りかけ「I Hate Love Song」のイントロがかき鳴らされると、鮮やかで衝動的なグルーヴが響き渡り思わず息を飲む。“想像以上にいいイベントで、(胸が高鳴る)自分を抑えるのが大変だった”という宍戸は、クラヤマと初めて話した日のことを照れ混じりに話し、“今日は自分らしいライヴをして帰ろうと思います”と伝えた。“バンドを続けてきたからこそ歌える曲もある”と紹介した「Blues Driver」は、紆余曲折ありながら懸命に過ごす人へ、エールのような力強くもやさしいロック・ナンバーだ。今月新作をリリースし、ワンマン・ツアーを控える彼らだが、進化を心から感じる圧巻のライヴだった。
 アンコールは、“旅立ちの唄”と紹介し「Drape」を演奏。宍戸は、去り際に“ビバヤング!ビバヤング!”とコールを沸き起こし満足げな表情でステージを後にした。ビバヤング!4日目も素晴らしい一夜だった。
 
 The Cheserasera のワンマンツアー 10/29 CLUB Que公演はソールドアウトとなっており、12/22(金) CLUB Queでワンマン追加公演が発表されています。
 
 [文:大島あゆみ/撮影:栗田香那]
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