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2017.10.21
"The Great 20th BAZLIVE in TOKYO～千回目ぐらいの土曜日～" BAZRA
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1997年に札幌で結成し、今年で20周年を迎えたBAZRA。彼らにとって記念すべき東京での初ライブや初ワンマンを行ってきたCLUB Queで、20周年記念＆新作『RED BLUE GREEN』のレコ発ワンマン「千回目ぐらいの土曜日」が開催された。ヒップホップなSEを背に3人が登場。頭からガツンと重低音のグルーヴに乗せ、井上鉄平(Vo.Gu)が叫びまくる「猿猿猿嘘嘘嘘俺俺俺人間」に始まり、“俺達がB、A、Z、R、A、バズラだぁー！”と絶叫すれば、台風をも吹っ飛ばす勢いのライブは止まらない。爽快なロックンロールに切ないメロディが響く「オレンジ」で演奏が一旦落ち着くと、客席から一斉に大歓声と笑顔が送られた。その光景を前に感極まった井上は「ライブの最中に、バンドを組んだ一番最初のめちゃめちゃワクワクしてた頃の感じがフラッシュバックする時があるんだけど、今日もさっきよぎった。20年経ってもまだワクワクドキドキしてますよ！」と最高に嬉しそうだった。タイトなリズムとシャウトが繰り返される「どうしようもない」の途中で“バズラがいつまでも3人だと思うなよ！”とゲストのキーボード奏者リューチ（antwarp・シャク＆リハビリーズ）を呼び込むと、エッジの効いたギターVSハイセンスなキーボードのバトルを展開。「ドウスル？」「9999」「裸だけど王様」とスペイシーにアバンギャルドに、キーボードの洗練された音色がBAZRAサウンドを彩る。「orz」では同郷・THE TON-UP MOTORSの井上仁志(Gu)も加わって、ワウペダルを効かせたギターとパワーあふれる歌声、そしてザ★ミエダタクヤ(Dr)が叩き出すソウルフルなビートがリードする壮大なアンサンブルに圧倒された。3人での演奏に戻ると、ラウドに打ち鳴らされ歌い上げるバラード「終わり」、ケン・ザ・スリム(Ba)の早弾きベースソロから始まる「ジャンプ」、爆裂ラップの「フリーダム」と駆け抜けた。「20年もやってると同期のヤツは売れるか辞めたかで、俺らみたいなのは稀。俺達はバカだということもわかってる。それにも関わらず今日ここに来てくれたみんなのセンス、俺は全肯定します。お前たちは間違ってない！ 今日はこんなに来てくれてめっちゃ嬉しい。どうもありがとう!!!」と叫ぶと本編をファストナンバー「G.G.YO！」で締めた。2度のアンコールは、「ダンス」「夢を見たんだ」「解放の音」と新作収録のセルフカバーでフロアを熱狂させ、ラストは井上(Gu)が再登場しての「カマキリ」で大盛り上がりのまま終演となった。バンドの猛烈なパッションと相思相愛のフロアの熱に、BAZRAのギラギラと明るい行く先を期待せずにいられない最高の夜だった。[文：下村祥子／撮影：前田美里]
2018.01.27[SAT]
"The Great BAZLIVE" BAZRA／東狂アルゴリズム OPEN 18:00／START 18:30 ADV.￥2,500／DOOR.￥3,000 [1D別] Que 16:00～22:00 発売中 イープラス 発売中 LivePocket [https://t.livepocket.jp/e/que0127] 発売中 ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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