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Live Report ライブレポート 2018



2018.1.15
"井垣宏章51誕生祭~滅茶苦茶カッコいい野郎共集めてセッション祭り!~"
井垣宏章 (無限放送/Unlimited Broadcast/ex.太陽の塔)
本田太郎 (無限放送/ex.ハンサム兄弟)
玉城宏志 (玉響楽団/ex.ローザルクセンブルグ)
グレートマエカワ (フラワーカンパニーズ)
森信行 (ex.くるり)/ナカジマノブ (人間椅子/ドミンゴス)
Mr.MONDO (THE NEATBEATS)
ゴンダタケシ (GONDA BAND/GRiP/ex.プロペラ)/松本タカヒロ (ザ・タートルズ)
合点オミ (ザ・茶番)
岡部晴彦 (ネモトラボルタ/真心ブラザーズsupport Ba/ほか)
棚田竜太 (Monoral Zombie)/MANAMI (ザ・ステファニーズ)
井垣宏章51誕生祭 井垣宏章51誕生祭
井垣宏章51誕生祭 井垣宏章51誕生祭
井垣宏章51誕生祭 a> 井垣宏章51誕生祭
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 無限放送・井垣宏章の51才の誕生日! 今年も世代を越えたバンド仲間が駆けつけた。トップバッターは、無限放送の2人と棚田竜太(Monoral Zombie)によるセッション。井垣が“月曜日だけど、気持ちはサタデーナイト! イエーイ!”と叫び「サタデーナイト」※1からスタート。ストレートに突き抜けるロックをかます無限放送と棚田のベース、のっけからアクセル全開だ! そこへ合点オミ(ザ 茶番)を呼び込み、井垣のリクエストで「おはようおじさん」※2を演奏。哀愁漂うポップなメロディを奏でると、ロック・バラード「天国の丘」※3へ。熱量たっぷりのステージを届けて次のセッションへ。転換中は全てに出演する井垣がゲストと絡みながらMCを務めたのだが、親交が深いメンバーだけに話題が尽きず、観客も面白いエピソードが語られるたびに大笑い!
 2番手は、ナカジマノブ(人間椅子、ドミンゴス)、MANAMI(ザ・ステファニーズ)を迎え「厄年に気をつけろ」※4を披露。紅一点、MANAMIとのツインボーカルでパワフルに歌い上げて盛り上がると、松本タカヒロ(ザ・タートルズ)を呼び込む。井垣と松本のセッションは、なんと11年ぶりとのこと! ここではライヴ初演奏というクールなロック・ナンバー「西へ」※5、そして「ハッピー・バースデー ~はじまりの歌」※6へと続けた。そして井垣がギターを下ろすと、松本がサポートを務めている世良公則の「銃爪」をカバー。ハチマキをして熱唱すると、無邪気に喜び大満足の様子だった。
 続いてのセッションは、Mr.MONDO(THE NEATBEATS)、Unlimited Broadcastの元メンバーでもある岡部晴彦。軽やかに打ち出される変拍子とギターが交錯する「ずぶ濡れライダー」※7、「ベースボールゲーム」と疾走感のあるロック・ナンバーをプレイ。そしてゲストの玉城宏志(玉響楽団/ex.ローザ ルクセンブルグ)を呼び込むと、井垣がボーカルを取り「北京犬」、「バカボンの国のポンパラスの種」とローザ・ルクセンブルグのナンバーを披露。大先輩との共演に恐縮した様子も見せつつも、全力のパフォーマンスを見せた。
 ”今年は緊張して、この2日間で2キロ痩せたわ〜!”と笑い飛ばす井垣。スタートからの勢いは衰えることなく、次のセッションへ。森信行(ex.くるり)、ゴンダタケシ(GONDABAND/exプロペラ/GRiP)を迎えて、後半戦へ己を奮い立たすように「Still Crazy」※9、「ダイヤモンド」※10と、気持ち良く歌い上げた。ここでゴンダに入れ替わるかたちで、グレートマエカワ(フラワーカンパニーズ)を迎えて「春夏秋冬」※11、「It's a beautiful day」※12を披露。
 いよいよ大詰め! 無限放送+グレートマエカワによる“グレート放送”へ。過去にもセッションをしたことを振り返り“ベースが入ることによって新しい発見もあるのよ。セッションがキッカケでノリが変わったりね”と井垣。いざ「12345ロックンロール」から演奏始まると、研ぎ澄まされたツーピース・サウンドに、グレートのアレンジによるうねるベースが重なり立体的なグルーヴが生まれた。素晴らしいアンサンブルを聞かせ「99対1」、「東京わっしょい」と賑やかなナンバーを響かせた。
 大トリの無限放送の前に、井垣は「雨降り」、「ピストル」と弾き語りで披露。余すことなく聞かせてくれた後は、無限放送へ。「1cm」観客とのコール&レスポンスを繰り広げながら直球ロックンロールをかき鳴らすと、「Dancing in the Dark」、「夕ぐれ」とタイプの違う新曲を立て続けに演奏した。枠にとらわれない豪快なグルーヴは、毎年USツアーを続けてロックで心を通わす彼らだからなせる業だ! 最後は「ヤングマンブルース」と持ち時間は短かったが、たっぷりと楽しませてくれた。
 アンコールは、出演者全員がステージに呼び込んでザ・ルースターズの「どうしようもない恋の唄」をセッション。主役の井垣はもちろん、お祝いに駆けつけたゲストのロック魂に胸打たれるハートフルな夜だった。

※1.無限放送 ※2.ザ 茶番 ※3.無限放送 ※4.厄年ブラザーズ ※5.Unlimited Broadcast ※6.太陽の塔
※7.Unlimited Broadcast ※8.Unlimited Broadcast ※9.無限放送 ※10.無限放送
※11.Unlimited Broadcast ※12.Unlimited Broadcast

[文:大島あゆみ/撮影:山中善正]
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