CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2018



2018.2.22
"VIVA YOUNG! ~ニィーニィーニィー!!~"
LEARNERS/ザ・ステファニーズ
DJ> INAMI(東京ロンドン化計画)/クラヤマナオキ
LEARNERS
LEARNERS
LEARNERS
LEARNERS
LEARNERS
LEARNERS
ザ・ステファニーズ
ザ・ステファニーズ
ザ・ステファニーズ
ザ・ステファニーズ
ザ・ステファニーズ
ザ・ステファニーズ
INAMI(東京ロンドン化計画)
INAMI(東京ロンドン化計画)
画像をクリックすると拡大表示で閲覧できます。
今年のニィーニィーニィー(2月22日)は、主宰クラヤマが自信のブッキングで贈るビバヤングを開催。しかし当日午後、メインキャストであるLEARNERSのボーカル、紗羅マリーがインフルエンザのため出演辞退とのお知らせが飛び込んできた。どうなるビバヤング?!

先攻はレアな4人編成での出演となったLEARNERS。松田“CHABE”岳二(Gu.Vo)はどうしてもビバヤングに出たかったと冒頭で語り「紗羅ちゃんの分までみんなで頑張る」と宣言すると一曲目「Learners Yeah!!!」から、古川太一(Dr)のスタンディングドラムが叩き出すパワー全開のロックンロールが爆発。疾走するリズムに乗ってキュンキュンと艶やかなギターが鳴り響いた。紗羅のボーカルパートも松田が担当し、浜田将充(Ba)が熱唱するパンクナンバーや、堀口知江(Gu.Vo)がメインボーカルを務めるとその歌声と笑顔に客席の至る場所から「可愛い…」と感嘆の声がもれた「恋はあせらず」など、カバー曲を多めに盛り込んだ。さらに「恋はヒートウェーブ」、チェッカーズのカバーに加え、フェアグラウンド・アトラクションの「PERFECT」を初めて披露し、ゲストボーカルにKEISHI TANAKAを呼び込んでの「Just A Side Of Love」(大トロ抜きのライブに“こぼれイクラ”が歌いに来てくれたと松田は例えた)と、この日ならではの多彩なステージでファンを魅了した。そして何より、皮ジャン率高めのフロアの“いつも以上に盛り上がろうぜ”というLEARNERSと不在の紗羅への想いが、終始Queを包み込んでいたことこそ、熱く素敵なイベントを作り上げたに違いなかった。

その熱気そのままに、後攻にはザ・ステファニーズが登場。3人でセンターマイクを挟んで立ち、タンバリンと客席の手拍子に合わせてアカペラで歌う「ドゥーワップ」でスタート。バンドセットに着くと一転、シンプルに力強く響くリズムと迫力のボーカルを聴かせ、時に泣きメロにグッと引き込まれる「テディ」、しろ(Vo.Gu)のモーレツに男前なシャウトとギターのカッティングが堪らない「CANDY GIRL」、オーディエンスもコーラス参加必須の「Alright only tonight」と、古き良きロックンロールを思わせるキラーチューンを連発! まなみ(Ba.Vo)が歌うパンクナンバー「ラモーンヘアーカット」や、コニーフランシス「想い出の冬休み」では日本語カバーを歌い上げコーラスを存分に聴かせるなど、また違った魅力も見せた。MC担当のみっち~(Dr.Vo)が持ち前のトーク力で盛り上げる中、めずらしくしろが「何もない街に生まれ育ったティーンの頃の夢を描いた」と曲(「Teenage Crunch」)に込めた気持ちを独白する場面も。ラストは疾走感あるロックナンバー「Baby,I love you」で本編を終えると、アンコールは「Birthday」を再びアカペラで歌って大盛り上がりで終了した。

逆境を味方につけて最高の雰囲気を作り出せるバンドは強い。レアなライブとなった上に、いつか必ずリベンジを果たすという再会の約束が残った。両バンドと、これからも続くビバヤングに期待したい。

[文:下村祥子/撮影:山中善正]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.