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Live Report ライブレポート 2018



2018.4.26
"THE 夏の魔物 TOUR 2018 BANDの魔物"
THE 夏の魔物(バンドスタイル)
[シン・マモノBAND:越川和磨(Gu)、えらめぐみ(Ba)、中畑大樹(Dr)、ハジメタル(Key)]
GUEST> 四星球
THE 夏の魔物
THE 夏の魔物
THE 夏の魔物
THE 夏の魔物
THE 夏の魔物
THE 夏の魔物
THE 夏の魔物
THE 夏の魔物
四星球
四星球
四星球
四星球

THE 夏の魔物「しゅきぴ」LIVE ver.

THE 夏の魔物「音楽の魔物」LIVE ver.
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 四星球を迎えて行われた、THE 夏の魔物のツアー・ファイナル。越川和磨(Gu)、えらめぐみ(Ba)、中畑大樹(Dr)、ハジメタル(Key)からなる“シン・マモノBAND”を率いて、総勢9名によるTHE 夏の魔物と四星球の60分一本勝負。ガチンコ対決だ!
 先攻の四星球は、なんとCLUB Queに初出演。モリス(Dr)、まさやん(Gu)、U太(Ba)の3人が登場すると“お客さんに、初心者の方はいますか?”と挙手を求めると、フロアから全身タイツに若葉マークを貼り付けた北島康雄(Vo)が登場。若葉マークを配りながらステージに上がり、のっけからがっつり笑いをかっさらうと「妖怪泣き笑い」からライヴを始める。振り付けに合わせて盛り上げ「クラーク博士と僕」と続くとダイバーも現れ、まさやもんフロアでギターをかき鳴らしどんちゃん騒ぎだ。MCでは、北島が“(THE 夏の魔物に)どえらいパンチ効いた方がいますよね? レスラーの。俺、生まれ変わったらあれがええわ! ほんま、ゆでたまご先生のタッチというか。漫画の世界から来たみたいでかっこええ!”とアントーニオ本多を絶賛した。
 ライヴでお馴染みの「Mr.Cosmo」では、UFOを呼ぶ茶番劇のターンでは小道具担当・まさやんに“今日はTHE 夏の魔物さんを作って! って言ったのに、これTHE 秋の味覚なんですけど?”と北島が、サンマと柿を身につけて登場。どっと笑いを取ると、フロアに降りて観客を巻き込んで踊り歌った。そして先日出演した音楽番組『HEY!HEY!NEO!』について “ライヴハウスのおかげで出れたので、ここで宣言します。これからもライヴハウスで歌っていきたいと思います。みなさんのやりたいことが叶うまで歌い続けるので!”と「HEY!HEY!HEY!に出たかった」を歌うと、北島は先日イベント出演で行った沖縄での出来事を話し<好きなメジャーに行ったら、他に新しくバンドを探すファン>について語り出した。自身のバンド活動を振り返り、赤裸々にショックを受けた気持ちを明かすと“でも1つ言えることは、20代でやっていたことより、実際いまやってることのほう絶対にオモロイ自信があるんですよ! だからずっと同じバンドを見続けるほうが得ってことだけ! そのことだけ覚えて帰ってください!”と言い放ち「豪華客船ドロ船号」を演奏。未来を見据え、一生歌っていたいというメッセージを込めライヴを締めくくった。
 熱気を帯びた空気のなか、後攻のTHE 夏の魔物はシン・マモノBANDによるセッションから泉 茉里、大内雷電、アントーニオ本多、鏡 るびいが登場。メンバーカラーのペンライトが煌々と光り会場を彩るなか、ひと際目を引いたのはキラッキラの金髪に変貌した成田大致だ。どよめきと歓声が入り混じるなか「魔物 BOM-BA-YE ~魂ノ覚醒編~」から口火をきると、5人は前面に出てきて熱いコール&レスポンスを繰り返してグイグイと惹き込みながら「MATSURIGIRL」へ。祭囃子を織り交ぜたポップで賑やかなナンバーを畳み掛け、艶やかでキュートな泉の歌声と真っ直ぐな成田の歌が掛け合う「涙。」へと続けた。
 ここで四星球が『HEY!HEY!NEO!』に出演した際にまさやんが作った小道具のパロディで、THE 夏の魔物の“段ボーラー”大内雷電が自作の花輪を身につけてステージに登場。そこには、9月に開催する夏の魔物本祭の第1弾の出演者が! しかしそこには四星球の名前はなく、成田が四星球のU太をステージに呼び込んだ。スケジュールが合わなかったと事情を話すと、“四星球のスケジュールに合わせるので、また対バンしてください。10月とか! 後夜祭、出てほしいな〜”と直談判。早速、年内に再共演の可能性が浮上した!
 トークを挟んで成田が“大事なことを大切な人を忘れてしまいそうなときに、この曲を聞いて大丈夫と思えたら”と語り新曲「しゅきぴ」を披露した。そして、カラフルな鍵盤の音色がドラマチックな「ミックステープ」と続けて、ライヴも折り返し地点に。ガツンと中畑のドラムが鳴り疾走感溢れる「恋の天国はケモマモハート」がかき鳴らされると“もっと来いよ!”と煽るメンバー。ヒートアップするなか“愛し合ってるかーい!”と成田が叫び、「東京妄想フォーエバーヤング」と青春の輝きを浴びているような、切なくも清々しいナンバーを届け、ラストの「僕と君のロックンロール」へ。サビでは、観客とともにシンガロング!泉の合図でジャンプし一体感のあるステージを見せた。
 そしてアンコール。泉と鏡のツインボーカルの「マモノ・アラウンド・ザ・ワールド」は、鏡がいまにも喉が擦り切れそうなほどの絶叫と、泉との息のあった掛け合いで圧倒すると、残る3人もステージへ上がり「シン・魔物 BOM-BA-YE ~魂ノ共鳴編~」へ。本編を上回る熱いパフォーマンスを魅せると、一転してじっくりと聞かせるロック・バラード「日々のあわ」(新曲)を披露。
 ラスト1曲を前に、5月から始まる対バンツアーの詳細をフライングで発表した成田。改めて自分のバンドがある喜びを語り“俺はやりたいやつとやりにいくツアーにしたい”と意気込むと、鋭い目つきでこう続けた。“ずーっと引っかかってることが1つある! いつもオファーを出してて、無視してるThe Mirraz!”と、名指しすると“俺もバンド持ったんで。どこでもいい! 対バンがしたい、THE 夏の魔物で! ナタリー、OTOTOY、今日来てるでしょ!? 書いてくれよ! <逃げるなThe Mirraz! THE 夏の魔物は待っている!>”とメディアも巻き込みまくし立てた。そして“今年は自分より強いヤツに会いに行く年にしたいと思っています”と堂々と宣言し、「音楽の魔物」へ。何年も抱えてきた想い、奮い立つ闘魂をむき出しのまま歌い上げステージを後にした。進化し続けるTHE 夏の魔物が吹っかけた、大胆不敵な因縁の対バンは実現となるのか!? 続報に注目したい。

[文:大島あゆみ/撮影:THE 夏の魔物 STAFF]
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