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Live Report ライブレポート 2018



2018.7.21
"CLUB Que 夏ノ陣 RETURN TO NATURAL 【VS SERIES】"
THE JETZEJOHNSON VS nano.RIPE
THE JETZEJOHNSON
THE JETZEJOHNSON
THE JETZEJOHNSON
THE JETZEJOHNSON
THE JETZEJOHNSON
THE JETZEJOHNSON
nano.RIPE
nano.RIPE
nano.RIPE
nano.RIPE
nano.RIPE
nano.RIPE
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 先攻のnano.RIPEは、いまの季節にぴったりの夏ソング「面影ワープ」からスタート。近年Queで行なっている彼らのワンマンは毎回完売で、まるで死闘のような熱烈なライヴを繰り広げているだけに、2マンならではの空気、緊張感を楽しみながらライヴをする姿もまた新鮮! “連日暑い日が続いていますが、こんな夏も悪くないって思ってもらえるようなライヴにしたい”ときみコ(Vo.Gu)のいう通り、照り付ける日差しの中を駆け抜けるような爽やかなナンバーを連発。そして事前に告知していた初披露の新曲「あおのらくがき」は、カリプソ調のトロピカルな音色や陽気なリズムが折り重なるナンバーで”また新しい夏の代表曲が出来た”と語っていた。後半戦、“出陣だぞ! 準備はいいか! ”と煽ると「上弦」からストレートなロック色の強い楽曲をプレイ。拳を突き上げ、ときにシンガロングを交えながら盛り上がる観客に応えるようなライヴを見せ「ハナノイロ」で締めくくった。
 ポップで鮮やかな空気から一転。THE JETZEJOHNSONは、のっけからハンドクラップを誘い「青の連続」から疾走感溢れるクールなナンバーをキメていく。9月に行なうワンマンを見越して、今回は最新作『ストライク・リビルド・ダウナー』からの選曲は少なめの構成で臨んだそうだが、緻密なエレクトロ・サウンドに重厚かつソリッドな演奏を響かせて圧倒し観客を魅了する。MCでは、藤戸じゅにあ(Vo.Gu.Prog)が初共演のnano.RIPEメンバーたちの気さくな人柄を明かし“何の機材の話しをしょうか、いまから打ち上げが楽しみ!”とニコリ。ゆるりとトークも交えつつ、中盤“ちょっと頭おかしい曲をやらせてもらいますね”と「02mixedLOUDER」へ。軽妙なダンスロックにヴォコーダーが絡み合い、フロアの熱気をじりじりと上昇させる。ラストは、バンドにとって初のアニメ主題歌の楽曲となったバラード「Rust」。ピアノを主軸としたやさしく朗らかな音色は、一線を画するもので、そのスケール感に思わず惚れ惚れとしてしまう。アンコールには、オルタナ色たっぷりの「Thousands of Brave Word」を演奏しフィニッシュ。親和性を感じる2組のライヴに、思わず胸でガッツポーズした素敵な夜だった。これを機に、共演が続くことを期待したい。

[文:大島あゆみ/撮影:前田美里]
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