CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2018



2018.8.8
"夏のVIVA YOUNG! 2018 ~5DAYS This Is The One !"
曽我部恵一/小山田壮平
飛び入りゲスト> ワタナベイビー
DJ> クラヤマナオキ/北沢夏音
曽我部恵一
曽我部恵一
曽我部恵一
曽我部恵一
小山田壮平
小山田壮平
小山田壮平
小山田壮平
ワタナベイビー
ワタナベイビー
フロア写真
フロア写真
セッション
セッション
セッション
セッション
画像をクリックすると拡大表示で閲覧できます。
今年もやってきた夏のVIVA YOUNG!
5DAYSの初日は、言わずもがなサニーデイ・サービスの曽我部恵一と
元andymoriで現在ALの 小山田壮平のアコースティックツーマンである。
チケット即日完売とのことで観客の期待感の高さが伺える
この日は台風が接近中とのことで都内で中止されるイベントもあった中
オープンから満員のオーディエンス。そこへ飛び出してきたのは...
「飛び入りゲストのプロ」と紹介され突然登場したワタナベイビーだ!
初期のVIVA YOUNGではおなじみとのことだったが、10月に行うワタナベイビー本人の50歳のバースデーイベントの告知ということで、主催のクラヤマナオキに告知用の台本まで渡しての出演だったようだ。
ヒット曲の「遠距離恋愛は続く」最近、忌野清志郎に似てきたと言いながら
カバーで「い・け・な・いルージュマジック」
本日限定10枚のCDに入っているという「育児研究中」
そして最後に名曲「スマイル」飛び入りとはいえ見応えたっぷりであった。

小山田壮平は9年ぶりにVIVA YOUNGに出演、「ゆうちゃん」
「ウォータースライダー」「空は藍色」と夏の思い出を感じる楽曲からスタート、MCでは「ビバ、ビバヤン」と照れながらも続いて「ダンス」「ベンガルトラとウィスキー」など全12曲をじっくりと演奏。
後半の「愛してやまない音楽を」ではオーディエンスの手拍子と歌だけでの演奏であったが、例えるならキャンプファイヤーの炎が一通り燃え切って、あとは小さくなっていくそんな火を見つめながら、皆でそれを囲んでいる
いつの間にか気持ちがこみ上げてきてその瞬間の愛しさに気づく。
思えば小山田壮平の楽曲のほとんどが、聞いている私たちの中に持っていたはずの答えや、忘れていたものを思い出させてくれるものばかり
最後に「16」を歌いあげライブは終了。

後攻の曽我部恵一も自然体で登場。アコースティックギターの音と声を
それぞれのマイクで拾うシンプルなセッティング
ギターの弦に右手が触れて音が生まれた瞬間や、喉の奥で声帯が震えそこに言葉がのり映り歌になった瞬間が、高い解像度で感じられる、最高の環境だった。
演奏した楽曲は一曲目「青春狂走曲」と、どこか先ほどの小山田のライブからの流れを感じた。続いて「朝日のあたる街」、そしてMCでは「当時20年、30年も自分が歌っていると想定していなかった」と述べて「さよなら!街の恋人たち」を絶唱。
湿度の高い台風の夜に混ざって響く歌声は、特別な熱気に覆われていた。
気付けば皆が耳をすませていた「浜辺」の "夕方にはここを出て..." という囁きもステージ上でアートとなり生み出されていった。
どんなに小さな音でも、声でも、発せられるものが届いていた。
満員のCLUB Queの隅々まで。
アンコールに小山田壮平を呼び込み「会いたかった少女」と
andymoriの曲「投げKISSをあげるよ」を二人で演奏、感動のライブだった。
2018年平成最後の夏のVIVA YOUNG!5DAYSが始まった。

[文:CLUB Que 福田政博/撮影:山中善正]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.