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Live Report ライブレポート 2018



2018.10.1
24HOURS PARTY PEOPLE【CLUB Que 24th ANNIVERSARY EVENTS】
"Que25回目の開店記念日"

Calmera/THE COLTS
Calmera
Calmera
Calmera
Calmera
Calmera
Calmera
THE COLTS
THE COLTS
THE COLTS
THE COLTS
THE COLTS
THE COLTS
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 今年のQue開店記念日は、THE COLTSとCalmeraによるツーマン。日本列島を直撃した台風24号が過ぎ去った翌夜、台風一過にぴったりのカラッと陽気な音楽が鳴り響いた。トップバッターは、THE COLTS。トレードマークの囚人服姿で登場。「LIFE IS A CIRCUS」と煌びやかなロック・ナンバーで口火を切ると”下北ー!  元気かーい!”とKOZZY IWAKAWA(Vo.Gu)が煽り「パーティーやろうぜ」へ。ロカビリー、パンク、カントリー、スカ…底抜けに明るくてパワフルでキャッチーなサウンドが次々と飛び出して会場のボルテージはぐんぐんと上昇。MCでは、バンド結成26年とQueよりも先輩でオープン間もない頃から出演していたと振り返りつつ、ミラーボールが似合うムーディーなミドル・ナンバー「KING OF COMEDY 」や”下北でこの曲をやるのは200回以上かな? それ以上かな?”と投げかけ「DOWN BY LAW」とごきげんなナンバーを届けた。裏打ちが爽快な「HAPPY TOGETHER」で〆ると客席からアンコールが。そこにはCalmeraのリーダー・西崎ゴウシ伝説の姿もありその理由は後ほど知ることになるのだが、歓声に応えて再びメンバーが登場すると「PARTY’S NOT OVER」へ。投げ銭を求める演出でステージに小銭が投げ込まれる光景はまさにエンターテイナー!  熱量たっぷりのステージを魅せた。
 後攻のCalmeraは、のっけから「Hottest Hippies」、「The Beginning of Wonderland」と華やかで心地よいパーティー・チューンをスウィングしていく。そして「乾杯ブギウギ」では、Queの周年を祝してみんなで乾杯!  337拍子と合いの手を交えながら、辻本美博(Sax)のソロや茶番劇を挟んで粋な演出で笑いをかっさらい、宴会さながらの賑わいを見せた。この日のMCは、西崎ゴウシ伝説(Gu.Tp.Per.Key)が“僕、THE COLTSさんの大ファンなんです!”の一言から始まり、ほぼ独走状態で《どれだけTHE COLTSが好きか》を語り尽くす時間となった。私物のTHE COLTSのCDをごっそり持ち込んで観客に見せてみたり、約20年前にTHE COLTSのメンバーに憧れてトランペットを買ったことなど愛溢れるエピソードが次から次へと出てくる。“THE COLTSさんはね、ホンマ俺の神やったから”と敬愛するバンドとの共演に募る想いを大いに語る姿に、メンバーも観客も笑いながらニヤニヤと顔がほころぶ。それほど、エンタメジャズ・Calmeraに大きく影響を与えたことはたしかだろう。後半には、軽やかなリズムとユーモラスな掛け合いが面白い新曲「セバスチャン」を演奏。ラストは優しく包み込むようなメロディの「Singing for your Smile」で締めくくり、ダブルアンコールまで応えると“最後は、カルメラなりのスウィンギンなナンバーで”と「御堂筋JAVE」を披露。多幸感たっぷりのサウンドを存分に鳴らし、賑やかな一夜に幕を下ろした。

[文:大島あゆみ/撮影:山中善正]
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