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Live Report ライブレポート 2019



2019.4.7
THE 四半世紀 Que25th【QueRTER PARTY】
"首振りDolls vs Mary’s Blood"
首振りDolls/Mary’s Blood
首振りDolls
首振りDolls
首振りDolls
首振りDolls
首振りDolls
首振りDolls
Mary’s Blood
Mary’s Blood
Mary’s Blood
Mary’s Blood
Mary’s Blood
Mary’s Blood
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 強烈な世界観を放つ2組の競演となった見応えたっぷりのツーマン! 奏でるへヴィロックやダークなヴィジュアルに通ずるものがあるものの、なかなか共演はなかったりするが、それが実現したレアな一夜となった。
 トップバッターは、Mary's Blood。セクシーな衣装の4人が登場すると、たちまちステージは華やぎ、MARI(Dr)のドラムが高鳴ると煌びやかなSAKI(Gu)のギターリフとともに「Marionette」から幕を開ける。心を奮い立たすようなEYE(Vo)のハイトーンボイスは、シャウトがかった美しくも勇ましい歌声で、観客から熱い歓声が湧き起こる。間髪入れずに「XOXO -kiss&hug-」へとなだれ込み、観客を惹きつけるハードなナンバーをプレイ。「CLUB Queの25周年、今日はお祝いですからね! バリバリに飛ばす曲を携えてやってきましたのでかっ飛ばしていきたいと思います!」と爽やかに宣言するEYE。そんななか選曲されたのは、6月にリリースするニュー・アルバム『CONFESSiONS』から新曲「アルカディア」。初披露にもかかわらず、観客からは拳が上がり初めてのノリとは思えない盛り上がりで、重厚かつメロディアスなサウンドで圧倒する。会場の熱は帯びていくなか終盤戦に突入すると、RIO(Ba)のうねるベースラインが際立つラウドロック・ナンバー「Coronation Day」、メンバーとの掛け合い「R.I.P.」でフィニッシュ。電光石火の如く、とことんハードなナンバーを畳み掛けてライヴを駆け抜けた。
 後半の首振りDollsは、ジョニー・ダイアモンド(Vo.Gu)のフィードバック音が鳴り、ナオ(Vo.Dr)の力強いドラムとともに唸るように歌い始める。「かかってこいや!」と叫ぶと「ティーネイジ」へ。掻き立てるようなサウンドで圧巻すると、昭和歌謡を思わせるポップで鮮やかなメロディの「切花」へ。5月にリリースするニュー・アルバム『アリス』の情報を発表したばかりの彼らは、新曲「PSYCHO CLUB」を演奏する。奇怪な雰囲気漂うギターリフとポップなメロディ、ズブズブと深みにはまっていくように濃密なサウンドを響かせた。ここで実は曲順を間違えていたハプニングを明かすナオ。空気は一転、笑い飛ばしたが「黒い太陽」へ。熱い日差しのようにタフなサウンドを轟かせると、「まだまだ踊れるか、東京!」ナオが煽り「カラリカラマワリ」新曲を立て続けに演奏する。穏やかでノスタルジーなスロウ・ナンバー「ブラウンシュガー」10代の頃の記憶に思い馳せる、柔らかで儚げな音色でガラリと違う表情を見せた。MCでは、「(Mary's Bloodのライヴ中)聞いたことないような野太い声援が聞こえて、いいなと思いました」とナオ。「私たち首振りDollsにも野太い声援、聞かせてくれますかー!」と煽り観客の唸るような歓声が湧くと「ニセモノでもいいから愛をちょうだい」とシャウトし「ニセモノ」へ。ハンドクラップを誘いながら再び激しくロックを響かせ「悪魔と踊れ」、ザクザクと斬りこむようなギターリフから「ロックンロール」と荒々しいステージングで一気に駆け抜けて〆。観客からはアンコールではなく「最初から!」と痺れるコールが沸き起こるなか「イージーライダー」を演奏し、濃密な対バンを締めくくった。
[文:大島あゆみ/撮影:山中善正]

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