CLUB Que WEBSITE

Pickup Artist ピックアップアーティスト

« Back Number


SCOOBIE DO
コヤマシュウ(vo)/マツキタイジロウ(g)/ナガイケジョー(b)/オカモト"MOBY"タクヤ(d)
» http://www.scoobie-do.com/
今回はCLUB Queの歴史の中に無くてはならないバンドの紹介だ。1995年モッドでファンキーなバンドがマツキとコヤマを中心に誕生する。結成当時は新宿JAMなどを拠点に活動し、翌年MOBYの加入と共に一気に活動場所を拡げる。とはいえ初期の彼らにいきなり光が輝いたかというと、以外にも苦汁を飲んだタイプのバンドに思う。この頃のCLUB Queにはサニーディ・サービス、ゆらゆら帝国、PEALOUT、MUITO BONITO、フラワーカンパニーズなどという歴史を刻んだ強豪がひしめき合っていて、少し遅れてきた彼らはそのムーブムメントのあとに来るガレージロック的なカルチャーが台頭するまでは、武者修行的なライヴが続いていた。火がついたのは1999年ノストラダムスの予言により、地球滅亡と噂される中、 K.O.G.A.RECORDSより「夕焼けのメロディー」をリリースした辺りから。おなじくデキシード・ザ・エモンズ、そしてGYOGUN REND'Sというそれまでには無かったアプローチを持ったバンドらと共に、グイグイと頭角を現してきた。スクービードゥーを含めたこの3バンドの共通点は根底にオリジナルジャンル(ソウル&ファンク、マージー&モッズ、パブロック)を持ちながらも、それまでの単に海外の模倣バンドとは違って、完全に自分たちの生活の中にそれらのロックを取り入れてさらにモデファイ、デフォルメして超刺激的なライヴを繰り広げていたこと。オールナイトイヴェントの浸透ともあいまって噂は加速しながら広がっていった。とりわけ2000年のミュージックデイにこの3バンドが揃いライヴをやった際には、ホールに楽器を並べステージに客を上げ、さらにPA照明を使わないという暴挙にでたのだ。その取材でとあるカフェバーに行ったら、半端ない量の飲食物に肝を冷やした記憶は今だにハッキリと覚えている。とにかくスケールの大きさは、パンクロックのそれよりパンクっぽかったかもしれない。それらの無茶なアイディアや行動を、それでも応援したくなるほどのライヴパフォーマンスが有って成り立つ話なのだが、全都道府県制覇ツアーなど、とにかく凄い事が沢山あった。2006年。気がついてみると同期のバンドのほとんどは、メンバーチェンジや解散というほど時間は流れたわけだけど、日比谷野音を成功させ更に勢いにのるバンド。顔つきも演奏も格段にパワーアップしている。今時なかなかいない写真を見ただけでライヴを観たくなるバンドだと思う。実はこのアー写は日比谷のステージの裏らしい。その野音のライヴがDVDとCDに。CDは2枚組みになっていて、なんとDISC2には日比谷の翌日にやったCLUB Queでのライヴがそのまま収録されています。そんな彼らがCLUB Que12周年の最終日に一肌脱いでくれました。ワンマンで十分の所にあえて3バンドでのアプローチ。感謝と共に最高のイヴェントになる喜びをかみしめようぜ!
2006/10/15(SUN)
" THE LAST TO 13 "
SCOOBIE DO/GRiP/ズクナシ

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.