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プロペラ
羽原裕太郎(vo)/千井 塔子(g)/谷崎 浩章(b)/ 堀之内傭平(dr)
» http://www.propeller.jp/
このバンド凄いんです。Voの羽原裕太郎は80年中後期に幻覚マイム(当時は幽太郎)として日本のインディー界を切り開いた人の一人。太陽レコード~トランスレコードを渡りあるいているけど、当時とにかく暗く変わったことが主流で、演奏は二の次みたいな風潮もあったなかで、演奏や楽曲のよさにも定評があった。そこからHOBOS JUNGLEへ変化し、ブルースロックをベースにブームにまったく関係ない存在感を出していった。一世を風靡しながらも渋谷クアトロのワンマンで解散。ちなみに裕太郎の今の激しいステージングはこの時すでに生まれていた。そして96年にプロペラとしてデビュー。メンバーはHOBOSから引き続き堀ノ内傭平がDrを担当。圧巻麒麟児の権田たけし(現GRiP)、MOJO CLUBの谷崎の4人でスタート。ほぼ同時にメジャーデビューも果たし、まさに破竹の進撃を開始した。幻覚マイムのころの妖しさはどこかにすっ飛び、とにかくアッパーでパワフルな声とドラム。的確なベースと本物のギタリストのライヴは観る者全てを圧倒した。それにTVなどでの露出もかなり多く、ドコモの宣伝ではメンバー自身が出演して話題を呼んだ。その後ゴンダに変わって千井塔子加入後のステージングはさらに激しさを増していったが、健康でタフで元気な今のプロペラのイメージは彼女によるところが大きいだろう。女性という枠を超えたロックンロールギタリストとして、素晴らしいプレイをみせてくれる。人間の体力は30代で落ちてくると言われるけど、この人達はアップしてるんじゃないかと思うほど。プロペラを知らない人はこれを読んで、どんだけ筋肉バンドなんだと思うかもしれないけど、きめ細やかなアルペジオや、ハリがあり絶対音感に優れたヴォーカルは、涙をさそう曲にも贅沢なデコレーションとなって感動を与えてくれる。つまり迫力一辺倒じゃないからCDを聴いても十二分楽しめるのだ。そしてライヴでは芸暦だけではない音楽に賭ける魂が違うから、音魂がでっかい塊となって、頭上から降り注ぐようなライヴができるのだと思う。去年は結成10周年を記念して「10 Years a Go Go !!」というDVDをリリースして、さらに磨きがかった彼ら。気力体力が減少しているのは40代じゃなく、20代なんじゃないのと言わんばかりのライヴをみせてくれます。そして現在ニューアルバムのレコ-ディング中ときた。07年はさらなるニュースに期待が膨らむ。そう楽器が弾けるよになってきたバンドマンの方、是非見て真似してコピーしてみてみて。コード感とかリズムのダイナミクスを得るには最高のバンドなのだ!
2007/1/17(WED)
" 4人のワンマンショー in TOKYO "
プロペラ

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