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SPANK PAGE
メンバー:仲手川裕介(vo,g,key)/山下啓一郎(g,key)/大成 泰(b)/水野 雅昭(d)
» http://www.spank-page.com/
SPANK PAGE
    2004年に結成され、当初は6人でのスタイルで和風に流れるシーンに逆流するかのような、90'sブリティッシュビートを機軸にみせる、エキセントリックでドライでいながら包み込む音響を得意とするバンド。結成直後に"echo city"というアルバムをリリースしている。06年ドラマーに水野が加わってから、アクティブな活動を繰り広げるようになり、拠点を横浜から渋谷、そしてここCLUB Queへと移してきた。07年、ミニアルバム"I GO HOME"を出した後に、よりソリッドなスタイルを意識し4人編成となってさらにストレートになり、意思的な方向性が確立された。OasisやRADIOHEADに魅了され楽器を握った人間は星の数ほどいるかも知れない。彼らもその中の一握りだったんだろうけど、ただ人より優れたセンス、発想力、行動力をもって価値ある一つのバンド、それもオリジナリティのあるバンドへと昇華していった。その過程の中で「こんなに興奮するとは!」と思ってしまった事実。これを味わってしまったら、もう突き進むしかないのがロック。もしくは脱線、転落するか。使っている楽器はテレキャスターとストラトキャスターという定番の組み合わせだけど、本来最もマッチングが良い訳で、ここにサウンドのバリエーションを感じる事ができるなら、相当の音楽ツウ。どこかに特化したサウンドではなく、自由度と表現力を求めると自然にそうなるという組み合わせ。それにジャズに傾倒した時期もあった水野のドラムと絵心のある大成のベースが織り成すグルーヴが加わる。仲手川は夜明けの車の中で、3次元の立体感を意識しながら曲を想像する、そこに体験に基づいた詩を散りばめ、過去の作品と常に戦いながら、言葉に出来ない音を模索していく。彼らを観たならその有意義な時間と、ホンモノに出会ったときのなんともいえない至福感に包まれるだろう。12月11日はそれを確かめる絶好のチャンス。「ロックで出来る事は、まだわからない」というが、彼らの存在意義は高い。忘れてはいけないロックへの憧れや初期衝動を、口にすることなく、匂いとして放ってくれる稀なバンド。来年は大いに羽ばたく年になるだろう!
    2008/12/11(THU)
    "SPANK PAGE presents 「CIRCUS vol.9」"
    SPANK PAGE/astrcoast
    open 18:30 start 19:00/adv \2,000 door \2,300

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