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夜のストレンジャーズ
メンバー:ミウラ(vo,g)/ヨーホー(b)/テツオ(d)
» http://sound.jp/yoru/
夜のストレンジャーズ
    09年一発目は酔いどれ堕天使! アルコール含有率が高いガレージ・ブルースロックを奏でる3人組、そのギターと歌と作詞作曲を担当するミウラにインタビュー。シャイで無口なシンガーは不器用な生き方と、感受性の強い音に塗れてる。得意技はポリッシャー&スクイジー(これはワーキングクラスの人にはわかる専門用語さ)、使ってるのはギブソンのフルアコ、ES-175。'72or3年のヤツ。一時は盗難にあって、ギブソンのES-295を弾いていたけど、奇跡的に戻ってきた。結成は10年くらい前なんだけど、記憶があやふやではっきりしないと…。他の二人もはっきり憶えてないと思うって言うから、そんなこたあどーでもいいんだろうな。前のバンドが解散して暇だったんで、それまで一緒に演ってたテッチャンと、近所でよく呑んでたヨーホーを誘って始めた。酒は必須アイテム。しかし、呑むと演奏はヘタクソになるし、歌詞も忘れがちになる。だから止めとけばいいのについ呑んでしまう。創作作業時には助けにはなったりもするけど。でも、それはホロ酔い程度の酒量だ。泥酔して作ると大概詩はまるで詩の体をなさず、曲は何かのパクリって事になってしまうから…。記憶に残って産まれ出て来た音は最高。とにかく老若男女問わず全ての音楽好きに聴いてもらいたいと思ってる。秋田で育った三浦は、13歳の時に母親からレイチャールズとエルヴィスのレコードを貰って一発でハマッタ。最初に買ったレコードはオールディーズのオムニバスでデルシャノンがお気に入り。とにかく学校が嫌だったのでレコード聴くことで救われていた。高校時代の週末はキャディのバイトをして、東京とか関西のレコード屋から通販でドゥワップのレコードを買っていた。ギターを弾くようになったのは20才から。その後サムクック、忌野清志郎、ロバートジョンソン、トムウェイツ、吾妻光良等に憧れ、バンドを始めてTHE PRIVATES、ハッチハッチェルバンド、ストライクス、OI-skallmates、THE 5,6,7,8's、騒音寺、KING BRO-THERS、イグワナズと出会い今に至る。以前のバンドはベースレスで、ギターと歌の係りが二人とドラムの3人でやっていた。ギターはどっちが低音出すとか考えず、やたらと細かいリフを弾いていた。歌詞も随分とくだらないものが多かった。一言「それはそれで、楽しかったですよ」という。ドラマーが絶えず変わって最後はテッチャン。それが夜ストに繋がる事になる。完全にこのバンドにしか出ない空気を醸し出してるが、それはたまたま。バンドをどうしようとか話し合ったことは一度もない。「ロックってのはこういうもんだとか言って、くだらないタガにはめて狭苦しくやるのはつまらない。自由なのがロック」というのが彼の根本的なスタイル。曲作りはバイト中とか電車の中とか、脳が暇な時に浮かんだメロディなり詩のフレーズなりをほとんど脳内で完成させてからコードを当てはめるパターンが多いらしい。ナチュラリズムだ。最低限の音数と、奏でるマインドで成立する音楽。耳よりかなり心臓に近い部分で聴く音楽かも。最近ではソロ活動も活発。「独りは気楽です。カバー中心にヘラヘラ酔っ払ってやってます。でも、やっぱバンドが最高。オリジナル曲をオリジナルな演奏でやる。汗だらっだらかいて。充実感が格段に違う!」。一方で「どんどん酒が弱くなってきてます」と言いながら呑み続ける。死ぬまでブルースが止まらない男。
    2009/1/31(SAT)
    "DRUNK OR DIE Vol.6"
    夜のストレンジャーズ/ハッチハッチェルバンド
    open 18:30 start 19:00/adv \2,500 door \3,000

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