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Pickup Artist ピックアップアーティスト

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noodles
メンバー:yoko(Vo,Gu),ikuno(Ba),ayumi(Dr)
» http://noodles.velvet.jp/
noodles
    今回は、8月にアルバム『Explorer』を発表し、11月7日にCLUB Queでのワンマンを控えるnoodlesの特集です。アンニュイさを漂わせ、唯一無二の地位を確立する彼女たちは、今年で結成19年。今まで解散の危機や喧嘩も無かったそう。メンバーが抜けた時も、「解散を考えたりはしなかった。ただ『演りたいんだけど、どうしよう』みたいな。じゃあ手っ取り早く3人で始める方がすぐに行動できるから、やっちゃおうかなと思って。」と、バンドを続けたらしい。「生まれ変わって、ここからまた何かが始まるんだっていう楽しみもあって。」と語るGu&Voのyoko。繊細さに垣間見える強さはこういう前向きな思考からきてるのでしょうか? そして、海外でも活躍している彼女たちですが、アメリカといったら日本より色んなことが大雑把なイメージ。何かトラブルがあったか聞いてみました。「うーん・・・私たち神経質じゃないのね、あんまり。ちっちゃい事は全部忘れちゃってて。相当大きいことじゃないと覚えてないのかなあ。だから、特にない。」とアメリカを凌ぐ大らかな回答。そんなマイペースっぷりを海外でも発揮して、お客さんを沸かせていることでしょう。ただ、実は野心家だそうで・・・。マイペースな野心家、そこが彼女たちに惹きつけられてしまう理由なのかもしれません。その二つを共存させるのって、全員が確固たる意志が無いと均衡を保てないような、不安定なものなのではないだろうか。それを自然に持ってるんだから、かっこよくて仕方ない。ちなみにnoodlesにはリーダーがいません。全員が平等で対等。そんなnoodlesですが、ガールズバンドであることにこだわりは無く、たまたま友達で組んだからそうなったみたいです。ガールズバンドで括られるのも、全然抵抗が無く、「事実ですから」とあっさり言ってみせる。飾らず、等身大な彼女たちの姿勢の根本にあるのは「自分たちが好きなバンドが、男でもなく女でもなく、人としてバンドをやってた」ということ。それに呼応する様にお客さんも変わりつつあって、過去にアンケートをとっていた頃は見た目のことを言われることが多かったけど、今はバンドとして、音楽の事を言ってくれるファンが増えたとか。だけど、ギャルバンという言葉には語呂と語感に抵抗があったと話してくれました。確かに…分かる気がします。そして、最後に、「若手バンドにどうしたらツアーを良いものに出来ますかって聞かれたら?」と質問したら、「逆に教えて欲しいよ」と話してましたが、とりあえず、悩めるバンドは是非noodlesのライブを生で見て下さい! 皆さんも是非noodlesが醸し出す非日常を味わいに来て下さい。その前にお財布握り締めて、CDショップで『Explorer』をゲットです! Q:今日はお足元の悪い中、お集まりいただいてありがとうございます。

    n:よろしくお願いします。

    Q大内:早速ですが、8月にアルバム「Explorer」が発売されましたね。聞きました! 個人的にLilly On The CloudとNapが好きなんですが、アルバム自体が作品として心地よくて、終わってもついついリピート押してしまいました! いきなり立ち入った話ですけど、今回は海外でレコーディングとのことですが、日本でのレコーディングやライブと何か違いますか?

    yoko:そうですね、やっぱり違いますね。日本とは、システムも進行方法も割と違います。けど、どうだろうね…、どっちも良さがあるなあ。日本だと機材とか環境とかも良い感じだから、絶対やり易いんだけど、でも今回みたいなサクッと録る感じも私たち的には合ってて。両方とも良さがありました。

    Q大内:日本人の、しかも女性だけのバンドが海外でやっていくって大変そうですけど?

    yoko:海外といっても日本人のバンドを好きなお客さんが集まるライブが多くて、だからそこには違和感は無いけど、日本人の女の子だけでのバンドっていうのは、凄い特別なんだなと思います。なんとなくだけど。

    Q二位:逆にお客さんで、一番ギャップっていうかびっくりした人は?

    yoko:なんだろ…日本と比べると見た目とのギャップがある音楽好きな人はいっぱいいるかも。 普通に白髪のおじいさんとか・・・。

    ikonu:そんな中に、ヒップホップっぽい人とかも普通にいるよね。

    yoko:うん、そこが日本と違うところ。

    Q二位:ある種日本は集まる人に統一感がそれなりにあるじゃない? 下北っぽいとか。秋葉っぽいとか…ヤンキーとか(笑)

    yoko:うん。そう。あとなんだかんだ言っても、まだ日本のライブシーンって子供の文化だったりするじゃない? でもアメリカはは子供から大人、お爺さんまでみんなが対等に楽しんでるね。

    Q二位:おじいさんも手を挙げたりするの? イェーイとか言って。

    yoko:全然するよ! 私たちにそんなにお爺さんの固定客はいないけど(笑)。

    Q二位:どの辺の年齢層にうける?

    yoko:どうだろうねえ。何かほら、向こうは21歳以上かオールエイジとかに別れてるじゃない?あんまりね、オールエイジでやることって無くて、いつも21歳以上のライブハウスが多くて、だから割りと大人が多いのかな。あー、でもわかんない! 外国人て大人っぽく見えるだけで、実は若いのかもしれない!

    Q二位:逆に「noodlesってティーンエイジャー!?」と思われてたりして。

    ikuno:うん。下手したらそう思われてるかもしれない。

    yoko:でも向こうでライブをやると多分noodles以外の人もみんな思われてると思う。

    Q大内:結成当時からアメリカでやりたいとかいう思いはあったんですか?

    yoko:いや、全く無くて、本当に。どっちかっていったら興味もなくて。傍からはアメリカとかイギリスとかでやれば良いのにって言われてたんだけど、当時海外でやってるバンドもあんまりいなかったし、どちらかと言えば「日本でどうにかなりたい!」って思ってて。でも2003年にTHE BREEDERSのオープニングアクトを大阪でやらせてもらって、その時にTHE BREEDERSのメンバーがアメリカでやれば良いのにって言ってくれて、それが一番のきっかけになって、「じゃあ演ってみる?」みたいな。その辺から向こうでのイヴェントに出たりし始めたのね。

    Q二位:そんなさあ、急に外人から「やってみる?」って言われても「えっ? えっ?」って感じじゃない? 実際に行くんだなあって思ったきっかけとか、タイミングは?

    yoko:それはCMJっていうフェスがあって、それにとりあえずエントリーしてみようかっていってエントリーしたら通って。ああ、やるんだなあって思った。ブッキングもちろん何のコネも無く。ただアメリカのイヴェントに出たいっていうのが、一番最初のきっかけ。

    Q二位:現実的な問題として…お金は?

    yoko:お金はその時は自腹だった。 というか、最初は分からない事だらけで…。もうやってみて、機材もちゃんと持ってた方がいいねーって思いました。ニューヨークの衝撃が凄かった。パスポートも初めて取ってね。

    Q大内:メンバーだけで行ったんですか?

    yoko:そう。メンバーだけで行った。現地にスタッフはいたんだけど。

    ikuno:一番最初はね、ほぼ日本人のバンドだったの。他がいてもアジアン。

    yoko:そうそう、西洋人と対バンする機会ってのはあんまり無くて。

    Q二位:アメリカのライブで困ったことなんかはある? THE NEATBEATSは会場にアンプがなくて、「となり街にあるから取っておいでよ。」って言われて、「どこ?」って聞いたら往復1500kmぐらいあったって(笑)

    yoko:えー!! 私たちはあんまり困ったこととか無くて。大きなトラブルは無いね…。うーん・・・まあ、私たちあんまり神経質じゃないしね、ちっちゃい事は全部忘れちゃってて。相当大きいことじゃないと覚えてないのかなあ。文句もそんなに無いし(笑)。

    ayumi:まあ2、3回行って「こういうもんなんだなあ、アメリカ」みたいな。どんな機材でも演る人は演ってるし。全然もう、アメリカはこれが普通だろうみたいな。

    Q大内:凄いですね・・・。話は変わりますが、noodlesさんは、女性3人で活動されてる訳で、だけどそこを売りにする訳でもなく、男性っぽくやる訳でもなく、良い意味で中性っぽくも感じるんですが、特別に意識してることってあるんですか?

    yoko:特に、女性ということをを武器にしていこうとか意識をしたことは無いけど、自分たちが好きなバンドが、やっぱり男でもなく女でもなく、人としてバンドをやってたから、そういうポリシーは結成したときから強くあって…、特別意識はしてないんだけどね。

    Q大内:ガールズバンドって括られたら、それに抵抗は無いですか?

    yoko:うん。それはもう事実なんで全然無いです。

    yoko:女の子ばっかのバンドのイヴェントにもよく呼ばれるけど、全然大丈夫ですよ。「あ!楽屋が良い匂い!」みたいな(笑)。括られても抵抗なんてないです。

    ayumi:ただ昔はね、ギャルバンって言葉が、それはちょっと・・・。

    yoko:語感というかね、ゴロに抵抗があったね。

    Q二位:じゃあさあ、メンバーに男子をいれようと思ったことは?

    yoko:無いというか、機会が無かっただけで、特にガールズバンドでやっていこうね、って意思は無いんだけども、本当にたまたまそういう機会が無いというか・・・。

    ikuno:足りてるかな?って感じじゃない。

    Q二位:結成したときは?

    yoko:たまたま友達で結成した時に女子が集まっただけで、特にガールズバンドでやりたいってのは無かったな。

    Q大内:女性特有の喧嘩とかは無いんですか?

    yoko:ね。よく「女の子3人って大丈夫なんですか?」って聞かれるんだけど、無いよね!珍しいかもね。解散の危機もなく。4人だったメンバーから一人抜けたときも、解散とかは無かった。ただ「演りたいんだけど、どうしよう?」みたいな。じゃあすぐ行動できる3人で始める? とにかく手っ取り早くやっちゃおうかなと思って。でもベースが辞めたとかだったら、もちろん止まってただろうね。たまたま、抜けた人がギタリストで、私がギターボーカルだったから、やろうと思えば出来るじゃんみたいな。だから無理やり始めた感もあったかな。

    Q大内:パワフルですね・・・。さてちょっと話は戻りますが、数年前に『LOVE MY LIFE』の主題歌を歌われてましたけど、その映画見たときに凄い印象的で。レズの内容でしたよね・・・? 

    yoko:お話をもらった時から全然やろうやろうって感じでね。ただ「レズビアンの話で、ガールズバンドって安易じゃないですか?」って思ったんだけど、監督が凄くnoodlesファンで、こんな名も無いバンドの曲をちゃんとした映画で使うってことに、結構反対を受けたらしいんだけど、監督のゴリ押しで、決めてくれたので、何でも書きますって感じだった! 凄く楽しかったし。本当、良い経験になったし、面白かった。ありがとうって思った!

    Q二位:人生色々だねえ。そんなこんなで、結成から随分経ちましたが、お客さんの感じって変わった? 後対バンや周辺状況は?

    yoko:そうだね。最初のベンテンレーベル(※)の頃と比べたら、凄い変わったよ。最初はやっぱり男の子が多かったし、オタクっぽい子もいたし。今はアンケート配ってないけど、アンケートに書かれることが、以前は可愛いとか、オシャレとか見た目のことばっかりで・・・。最近はアンケートやってないけど、やっと音楽のこと言われるようになったというか。まあ、可愛くなくなったのかもしれないけど(笑)

    Q二位:はははは…そんなことないです。

    yoko:バンドとして見てくれるようなファンの人が付くようになったね! 女の子のファンも増えたし。

    Q二位:うんうん。ターニングポイントはいつ頃だろ?

    yoko:BAD MUSICに入ってちょっと経ってからかな。JUNKOちゃん(※)が辞めてからも、ちょっとまた変わったなと思う。※初代ギタリスト

    Q二位:ライブハウスから見ても、ちょっとポジションが変わった気がするもんね。

    yoko:二位さんは、noodlesを最初から知ってるもんね(笑)

    Q二位:そうなんです。

    yoko:当時は HEAVEN'S DOORとか、20000Vも何回か出たことはあるかな。Queはね、敷居が高くて、出れないと思ってた。

    Q二位:いやいや!嘘でしょ!

    yoko:本当だよ。二位さんは何でnoodlesを知ったんだろう? 初めてCLUB Queに出た時は覚えてて、ロリータ18号と出たの1月だったね(※)。(1995年1月7日土曜 ロリータ18号/NORMAJEAN BAKER/チャトランズ 二位のノートにはNUDLESと完全に間違った綴りで記載されている)

    Q二位:あったね。

    yoko:それが初めてのQueで。やっぱりベンテン流れで出させて貰ったんだなって。・・・いや、違うか!

    Q二位:いや、もっと前から知ってると思う。俺は、屋根裏でブッキングしているときから名前だけは知ってたよ。あの頃はよく勉強してたね~(笑)。

    Q二位:ロリータは屋根裏に良く出てて、そのときからの付き合いじゃない。それでチューインガムウイークエンド(※)と仲良くなって・・・。  ※the pillowsでベースを弾く鈴木淳が在籍していたバンド。

    ayumi:懐かしい・・・。チューインガムウィークエンドも仲良かったし、あとNumber Girlとか!

      yoko:そのあとCLUB Queに出るようになって、POLYSICSとも仲良くなったね。みんなまだ売れてなかったから。インディーで今度出すんだって位のときかな。BUMP OF CHICKENとか一緒にツアー回ったくらいだし。みんな売れてないときは仲良かったんですよ(笑)

    Q二位:よくある、よくある(笑)。その頃はいわば、まだアマチュアバンドだからね。下北沢界隈のね。

    yoko:うん、そう。

    Q二位:DELICIOUS REBELに入った経緯は?

    yoko:noodlesがバッドミュージックに入ったタイミングで、さわおくん※が「どうせならレーベル立ち上げるか!」みたいな感じじゃない。※ 山中さわおthe pillows Vocal /DELICIOUS REBEL代表

    Q二位:DELICIOUS REBEL第1弾なんだっけ?

    yoko:そう!

    Q二位:かっこいい! じゃあ、the pillowsを除くと、DELICIOUS REBELの、最初のバンドであり、ずっとやってるという唯一のバンドなんだ。

    yoko:うん!

    Q二位:じゃあこのまま50歳、60歳、70歳、80歳・・・と…(笑) …そこの話にいく前に 中期の話をしよう! そうそう外国行きだしたくらいの。

    yoko:2000年くらいの話しかな? それだと外国行く前だね。まあ、行き始めるくらい。

    Q二位:多分さ、普通のバンドは、男でもそれくらいのタイミングで焦ったり、どうすんのかなあとか、解散の危機だとか、結婚がとか、生活がとか出てくると思うけど、どうだったの?

    yoko:丁度10周年頃、色んなところから10周年ですねとか言われたりして。だけど、なんかぼんやりしてたね、みんな(笑)

    Ikuno:うん(笑)

    Q二位:それもそれでのんきだね(笑)。珍しい! 横浜のんきっ娘(笑)。

    yoko:何それ(笑)! のんきじゃないよー。でもね、やり尽くした感が全然無かったんだもん。あれもやってない。これもやってないみたいな。

    Q二位:でもさ、凄いこう何ていうの「これやるぜ!」みたいなのがあったり、逆に苦しすぎるみたいなのは無かったんじゃない?

    yoko:あー。本当それは昔っから言われてたんだけど、「マイペースですね」とか、「あんまり野望ないですよね」とか。でもねすっごい野望だらけで、ああなりたい、こうなりたい、やろうみたいな!

    Q二位:その頃の野望を聞きたい!

    yoko:普通に良いアルバム作って、もっと売れるぞ!! みたいな。

    Q二位:ええ~!普通じゃん(笑)! もっとないの? ヨーコの世界征服的な…。

    yoko:普通が一番じゃん! もっと支持されたいって。なんかドームでやりたいとか、紅白出たいとかよりは、良いアルバム作って、気に入られたいみたいな。noodlesを気に入って欲しいって。

    Q二位:ん~noodlesらしいけど、ここらでこのインタビューのピークを作りたいんですけど(笑)。え~っと「あのバンド潰したい!」みたいなのは無かったんですか?

    yoko:そんなこと思わないよ(笑)。逆に潰されちゃうよ~。私たちが創るもの、noodlesを気に入られたいっていうのが凄いあって、そんなにのほほんとしてたわけじゃないんだけどね。

    Q二位:はいスイマセン、フザケマシタ。じゃあ長続きの秘訣は? 色んな人にされすぎた質問だと思うんだけど。

    yoko:うーん・・・。そうね・・・凄い言われて、今だに答えが分からないんだけど・・・。

    Q二位:打ち上げかな?

    yoko:ん? 打ち上げ!?

    Q二位:打ち上げがね・・・、毎回遊び道具が多すぎる!

    yoko:ははは(笑)。携帯とか? カメラとか?

    Q二位:そう。いっても別にそれって、おもちゃじゃないのに、それをおもちゃにして朝まではしゃぎまくるんだよこの人たちは。

    yoko:楽しいじゃん! あんまりね、打ち上げで音楽の話とかしないしね。

    Q二位:ホントしないね。まあそうだよね。というかさ、打ち上げは反省じゃなくてライブハウスとバンドでどっちが面白いか争う時間だと思ってるでしょ? ところでちょっと話は戻るけど、活動に波はあんまりなかった? 調子良いとか悪いとか。

    yoko:特にないね。メンバー抜けた時はやっぱり危機だったけど、ちょっと経ったら逆に楽しかった。結成当時みたいな感覚で。生まれ変わって、ここからまた何かが始まるんだっていう楽しみがありました。あとは映画だったりとか、色んな人にコンスタントにいつでも会えるし、そういうのがずっと続いてきてて、昨年が良かったなとか、そういうのがあんま無くて。

    Q二位:あえて聞きますが、誰がリーダーですか?

    yoko:リーダーもいないんです。3人とも対等で平等に…。

    Q二位:そういえばマネージャーの新井さんは、なんでメンバーに敬語なんですか?

    yoko:そうだよね! 私も凄いびっくりした!

    Q二位:BAD MUSICの社訓はミュージシャンに敬語?

    yoko:基本、敬語だよね。BAD MUSICの社員は普通だと思ってるけど、それが普通じゃない事務所も結構多いよね。

    Q二位:そっちの方が絶対多いよ。知ってる? 普通、事務所の人の言うことをちゃんと聞かなくちゃいけないらしいよ。今時のバンドマンは(笑)。

    yoko:え~。うちの事務所は年上でも年下でも、バンドに対してアーティスト様っていう感じがあって、それが入ったときに凄いって思った!

    Q二位:凄いね!そこからアメリカ的だもん。マネージャーの新井さんは、年が近いから、友達になっちゃう可能性もあるもんね。

    yoko:そう。それは最初ね、言われたよ。他の人に。良くないって。

    Q二位:BAD MUSICはちゃんと一線保ててるなあと思って。しかもまず最初にバンドがあるのが素晴らしい。

    yoko:そうだね。新井さんは言葉遣いとかは凄く切り替えがうまくて、友達と私とマネージャーで話してても、私には絶対敬語を使って、間違えたりしないし。ちゃんと一線を置いてると思う。

    Q二位:素晴らしいね! yokoちゃんが言ってるのかと思った(笑) 「おい、新井、敬語使えよ!」って(笑)

    yoko:違うよ(笑)。イメージ悪くなるでしょ!

    Q二位:すいません。じゃあさ、高校生の頃はどんなんだったのでしょ?

    yoko:高校生? いたって普通の高校生。

    Q二位:音楽はどんなの聴いてたの?

    yoko:聴いてた音楽はみんなバラバラで、私は洋楽も邦楽も聴くタイプで。ikunoちゃんは邦楽が好きで。ayumiちゃん洋楽しか聴かないみたいな感じで。

    ayumi:わたしはインディーズばっかり聴いてた。

    Q二位:どんなんだろう? 言ってもわかんないようなバンド?

    ayumi:うん、そういうのを知りたい年頃だったんです。

    Q二位:レコード買いあさり人生だったんだ。ジャケ買いってやつね?

    ayumi:そうね。それで失敗したりして。

    Q二位:ikunoちゃんは?

    ikuno:ずっとバトミントンやってて、どちらかというとスポーツを。

    Q二位:お~アクティブなんだね!

    yoko:運動神経良いんだよ!

    Q二位:イクノちゃんオートバイの乗りっぷりも良いよね(笑)※(一緒にバイク雑誌の取材を受けたことがある)

    ikuno:いやいやいやいや・・・そんな。音楽はね~友達にメタル好きの子がいて、その影響でジャパメタとか聴いてた。

    yoko:え!? 初耳ですよ!

    ikuno:高校生の時ね。

    Q二位:まじですか。そのままあっちに行ってても・・・(笑)

      皆:笑

    yoko:もちろん歌謡曲とかも聴くし、ラジオも聴くし何でも聴いてたよ。テレビで流れてるのが流行ってる時代で。 ikuno:チェッカーズが流行ってたかな。

    Q二位:流行というか、趣味なんかは? まさか釣りとかはないだろうけど?

    yoko:あはは…さすがに釣りはしないしねえ。

    Q二位:やばい下らなくなってきたね。真面目な質問しましょう。ヨーコちゃんは最初からギターを弾こうと思ったの?

    yoko:そうです! でも歌手になりたかったの。ちっちゃい時。歌を歌いたいと思って。アイドル歌手になりたいわけじゃなかったんだけど、漠然と歌を歌いたいって。だけどね、ああいう人たちって自分で音楽を作ってないんだってことに気づいて「あれ!?」って思って、やっぱり自分で音楽作りたいなあって思って、じゃバンドなのかなって、なっていく流れ。

    Q二位:80年終わりごろからバンド流行ったからね。さすがにホコ天やイカ天の時はまだ演ってないよね。

    yoko:その頃はまだ演ってないね。

    Q二位:あ、じゃあイカ天とか終わって、バンド氷河期といわれる不毛な時代にバンド結成した人たちだ!

    yoko:そうなの。バンドブームがあったらね~とも思うけど。でも無くて良かったんだよね。

    Q二位:あのタイミングじゃ無くて良かったんだよ。あそこに乗って良かった人もいっぱい居るけど、その後の時代を乗り切ったことが重要だと思うな。

    yoko:うん。

    Q二位:それでは、近況を教えてください!

    yoko:ツアーがもうすぐ始まるから、その準備にもの凄く追われてます。良いライブをするために、新曲を全部披露するわけだから、良い感じに仕上げるというか。 楽しくまわって行きたいとは思っているけど。一年のサイクルってアルバムだしてツアーやって終わり。で、次のレコーディングしてってずっとやってるわけじゃない? だから、そういうただの繰り返しじゃないように、一個の作品で一個のツアーを楽しもうというか、良いものにしたい。

    Q二位:どうしたら良くなるんですかね!? って後輩のバンドに聞かれたら?

    yoko:こっちが聞きたいよ(笑)。

    Q二位:えー!?

    Q大内: ツアー回ってどこら辺の地域が手ごたえありますか?

    yoko:東名阪とかがやっぱりワンマンやってるんで、大都市になっちゃうのかな。まあ、あと九州と北海道も行ってるんだけど、ちょっとずつ伸びてってるとは思うけどね。お客さんを大きく増やすにはどうしたらいいの?

    Q二位:え!? 俺に聞いた?

    yoko:だってライブハウスの人でしょ?

    Q二位:それは…、えーっと、良い曲作って、良い演奏して、良い噂を作って・・・。

    yoko:そうだね! 噂だね! それいいよね。噂流してよ。ツイッターで。

    Q二位:ああ…毎日書いてるんだけどね…、最後の送信ボタン押してないのかな?? 

    yoko:書いて無いじゃん!

    Q二位:いつも書きすぎてマイナス何文字とかになっちゃってね、送信できなくて消しちゃってんのかなあ?

    yoko:やだー!

    Q二位:冷や汗出るインタビューだなあ。でもさあ、東京の動員は増えてるじゃない?

    yoko:そうだねQueは良いけど、Queじゃない時は違うってのもあって、同じ都内でやっても、Queに来てた人が来てないんだ!ってのはある。対バンの兼ね合いなのか、Queの人気なのか、とか色々あるんだなって。行き易い場所とかさ、お客さんのね。

    Q二位:なんだろな、でも結局、お客さんが答え握ってるから、その反応で何を求めてるか、そこには分かりやすいものがあるような気がするんだけどな。やる場所が増えて、無駄打ちをしてるバンドも多いってこともあるしね。

    yoko:それはあるね。

    Q二位:お客さんも一時、何を見て良いかわかんないから、何でも観てた時代から、だんだん情報が分かってきて、選び出してる気がするし。

    yoko:うーん・・・。

    Q二位:あれ、締めの言葉を考えているんですか?

    yoko:えー! やだ、締めの言葉なんて!

    Q二位:じゃあ、今年の年末にかけては?

    yoko:年末はとりあえず何も考えず、いつもの年末を過ごすだろうなと。

    Q二位:CLUB Queの大晦日があって…。 ※3部 25:00~ noodles with 山中さわお/PRIVATES/キノコホテル/FURS/MAMORU&DAViES

    マネージャー:今年はO-EASTでデリシャス祭りが・・・。

    yoko:えっ! 初耳だよ?

    Q二位:来年、2011年のnoodlesは?

    yoko:来年はまだ決めてなくて、決めなきゃなと思ってる!

    Q二位:何も決めてないのかい?

    yoko:決めなきゃなと思ってるんだけどね。

    Q二位:いよいよ3DAYS?

    yoko:Queで?

    Q二位:うん。

    yoko:出来ないよー。でも自分たちのイヴェントをサボりがちじゃない? 私たち。今まで3回くらいはやったでしょ?

    Q二位:うん。

    yoko:それをサボりがちだから、やんなきゃなとは思ってるんだけど。

    Q二位:是非やってください。

    yoko:やります!

    Q二位:3ヶ月に1回やってもさ、年に4回じゃん? 

    yoko:そうなんだよね。毎月やる?マンスリー。

    Q二位:いいよー。

    yoko:ブッキング大変ですね。

    Q二位:相手のバンドを探さないとね。ってか普通の清算の後の話みたいになってきたよ…。

    yoko:ほんとだ!

    Q二位:だけど普段noodlesとこんな話はしたことないね。

    yoko:そうなんですよ。

    Q二位:ああしようとか、こうしようとか言ったことない! これがnoodlesの強さ!

    yoko:強さ?

    Q二位:うん。ライブハウスの人にモノ言わせない強さ。

    yoko:えー! そんな良くないじゃん。

    Q二位:いやいやいやいや。

    yoko:言って。

    Q二位:言うまでもなく!

    yoko:でも何かやりますよ…。来年CLUB Queは何周年?

    Q二位:17周年だよ。

    yoko:ハンパですね。だけどね、来年も沢山やりたいです! 何か考えてよ。

    Q二位:やったらいいじゃん。ライブ以外もユーストリームとかさあ。

    yoko:ユーストリームって?

    Q二位:知らないの?

    yoko:え? 何それ?

    Q二位:郁恵ちゃん。ユースクリーム、アイスクリーム・・・。

    ikuno:古い・・・。

    Q二位:ネットで生放送配信するやつ。

    yoko:ん? ああネット?

    Q二位:そう。

    yoko:やりたいよ。やらして?

    Q二位:いいよ。どうぞ。

    yoko:ネット番組やりたいよ。やらしてよ。勝手に始めていいの?

    Q二位:うん。電波通ってれば出来るらしいぞ! i phoneとかでも出来るらしいよ。

    yoko:へえ。i phoneじゃないし・・・。

    Q二位:これ締まんないね~(笑)。 まあ、そうですね。なんかして遊びたいですね。

    Q大内:というか、まずは大晦日よろしくおねがいします! 

    Q二位:さわおくんも来るしね! 俺はホント嬉しいですよ。これただやってもらうのと全く違う、深くて、溢れる想いがあるわけですよね。

    yoko:頑張ります。よろしくお願いします!

    Q:こちらこそ、よろしくです。

    皆: ありがとうございました!
    2010/11/7(SUN)
    "Explorer Tour"
    noodles -oneman-

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